今聴いている音楽(2022年9月版)
こんばんどで~~。
今回は選曲少なめですが、先日に作ったプレイリストのお話もしたいと思います~~。
誰も何も見てないしばれない / 諭吉佳作/men
作詞・作曲・編曲:諭吉佳作/men
若き女性シンガーソングライター、諭吉佳作/menから。3か月連続リリース企画の第一弾。
切れ味鋭い独特の世界観を保ちながらも、親しみのあるワードセンス、メロディセンスが秀でています。
1:27からのピアノソロのハッとさせられる仕掛けがかわいらしい。聴き手によれば非常に単調に聴こえてしまう面もあるような曲かもしれませんが、同じ歌詞でもどんどんと意味合いが変わってくるような細やかな変化が楽しい一曲です。
エレクトリック・スポットライト・ガールズ / harmoe
作詞・作曲・編曲:Avec Avec
女性声優の岩田陽葵、小泉萌香からなるユニットharmoeから。
トラックメイカーであるTomgggによる楽曲をはじめ、チャレンジングな楽曲が印象的なグループですが、今回もありそうでなかったような楽曲がリリースされました。
Avec AvecはSugar’s Campaignというポップアーティストとしても活躍しており、土岐麻子、一十三十一、さかいゆう、月ノ美兎、中島愛など、日本のポップミュージシャンから、声優系音楽にも多く参加されています。
メルヘンな雰囲気のする楽曲で、サビのメロディ、コードワークはわかりきったような感じがしますが、最初から最後までわくわくするおもちゃ箱のような編曲がかっこいいです。岩田陽葵さんの声と非常に相性が良いと思います。
MI-RA-I miracle circle / 小林愛香
作詞・作曲:Q-MHz
編曲:佐伯youthK
ナイスな疾走感のあるダンサンブルファンク。
ギターカッティング、ベースがまっすぐに良い。ギターは有賀恭平さん、ベースは鈴木渉さん。とにかく聴いてみて感じてほしい一曲です。
正直、2022年感はなく、2018年あたりの声優アーティストソングでありそうな曲調ではありますが、自分の好きな時代の曲であるし、声優アーティスト音楽界隈に引き込まれたときの気分を思い出したので、敢えて紹介。
チェンジアップ / ミシェルメルモ
ミシェルメルモの新譜より。
正直、すべて素晴らしかったです。ブラスセクションがこんなに効果的に甘く優しく響き渡る音楽を作れるのは稀有なポップアーティストです。
ボーカルのトヨシマモモエさんの壊れそうではあるが芯のある声に虜になりました。頻繁に混ぜられる不穏なコードと相乗効果でミシェルメルモの音楽の唯一性がぐっと増しています。
サビ前の語りのような仕掛けもミシェルメルモとしては珍しい仕掛けだったのではないでしょうか。もっともっとミシェルメルモの音楽は進化していくのだろうなとすごく期待しています。
甘露日 / 冬にわかれて
冬にわかれては2017年に結成したスリーピースバンド。
ボーカル・ピアノの寺尾紗穂さんは、シンガーソングライターとしても活躍。ドラムはceroでも経験があるあだち麗三郎さん。
イントロのドラムと、跳ねるピアノが印象的でこの曲を選びました。甘露日は吉日の一つで、空から甘露が降ってくると言われています。まさにこのピアノは甘露。上品さ、甘さを内包した表現です。歌詞も前向きな気持ちが込められており、味わい深いです。
特別な朝 / 笠原弘子
作詞:宮島律子
作曲・編曲:内藤慎也
笠原弘子さんは80年代から声優活動、アーティスト活動をされており、このアルバムは、1994年に発売されました。
活動初期はもっとリバーブがかかったような昔の昭和歌謡チックな音楽が多かったのですが、だんだんとこの曲のような路線に変わっていったように思います。
非常にシンプルで聴きやすいメロディ、R&B、ジャズの要素を多く含んでおり、親しみやすい一曲であると感じます。
冒頭でもお話しましたが、先日作ったプレイリストについてご紹介させてください。
今月、笠原弘子さんの音楽を聴いて思いつきました。
女性声優ポップス~渋谷系の旅をしてから、ディスコ系に。さらにJ-R&Bを経由して、1曲目に戻るのではないかという試みです。思いついた当初はもっと長編になるつもりでしたが、これくらいでいいかな。
好評でしたら、他にも作ってみようかなと思います。
昨年のブログで、プレイリストで表現できることがあるという旨の発言をしたので、もっともっと表現できるようがんばります。