私が音楽を聴かなくなった理由を考えてみた
こんばんは。ど~でんです。
今回は雑文とちょっとご挨拶です。
2023年、夏ごろから一気に音楽を聴かなくなりました。私生活の忙しさを理由に聴かなくなっていったのですが、一度音楽を聴かない日々に慣れると、それが普通になって暇な時間もあまり音楽を聴かないようになりました。なんとも数年前の自分には考えられない話です。
それ以外に音楽を聴かなくなった理由を考えたのでそれをお話しします。
①アニソンへの熱の低下
私のアニソン好きは2020年ごろをピークに下降していました。2020年頃はVtuberの台頭、作曲家を全面に押し出したコンテンツの乱立など、私が2020年前に望んでいたような業界の形であったと思います。しかし、どれも結果的にはあまり深くはまるものではありませんでした。
アニソンはもともとクローズドな業界でしたが、近年はどんどんJ-POPとの融合が進んでおり、みなさんもご存じの通り、ヒット作はアニソン歌手ではなく、J-POPアーティストが席巻するようになってきています。また、アニメ業界そのものが大衆化しています。私は、このような動きによって「私の好きだったアニソン」からだんだんと遠ざかっているような気がします。私はこの動きに対する是非を議論したいわけではなく、ただ、このアニソン業界が自分が求めているものとは変わってきているのではないかと感じているということが言いたいだけです。
そんなことを感じ始めたのが2020年で年々アニソンに対する感じ方が変化し、最終的には2023年を迎えるころにはほとんど冷め切っていたように思えます。
ですから、最近はほとんどアニソンを聴いていませんから、今のアニソンが面白くないかどうかの感想すら出てきません。ただ、少なからず聴いている分(月に10曲程度の新譜)にはそこまで自分にフィットする音楽を見つけられていません。
②作曲家の一連の騒動
①と非常に関連していますが、私の応援していた作曲家の一連の騒動は自分にとって非常に大きい出来事でした。今でも彼のことを考えますし、早く何かしらの声明なり出すのが筋ではないかと感じます。それでも彼の発表した作品は今でも私の心を打ちます。人を傷つけた人間の曲で感動する自分、という構図はやはりもやもやする気持ちは残ります。
そういった個人的な感情を抜きにしても、彼の残した作品はアニソンにとってとんでもない影響を与えたのは事実で、特に特徴的なコードワークは多くのアニソンに取り入れられていると思います。今後もアニソンを支えていくのは彼であると信じていた私にとって、彼の新たな音楽がリリースされないこの状況は耐え難いですし、音楽から離れるのに十分な理由だったのだと思います。
③音楽を見つける難しさ
私は普段Apple Musicで音楽を聴いているのですが、聴いたことのない音楽がかなり減ってきました。これまでは関連するアーティストをすべてしらみつぶしに聴くことで曲数を確保していたのですが、最近は、アイドル系、アニソン系などどれを聴いても一度は見たことのあるアーティストしか出てこず、探すのがおっくうになってきた節があります。
また、この方法でアーティストを探すだけではアクセスできないクローズドなアーティストも多くいます。そういったアーティストは「今すぐ聴く」→「次のアルバムと類似の他の作品」や「(ジャンル名)」のアルバムを手あたり次第聴くことで多少はカバーできますが、なかなかそれ以上のサーチは難しいですし、労力が要ります。時間がとれない今の私にとってはなかなか厳しい状況です。
やりたいこともあるっちゃあります。時間と体力の問題なのでどうにか生み出せたらなと思います。また、音楽以外にも目を向けるなど幅広く自分を満たす物事を探すことができればなと思っています。
2023年はお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
・おまけ
11-12月に追加した曲です。すでに知っていたのになぜか追加していない曲も多くあります。
今年はこの曲が大好きです。What a fool believes系のリズムパターンにメロディとその表現が優れています。単純でどこか崩れそうで美しいです。
お知らせ 毎月更新の停止について
毎月更新していた「今聴いている音楽」シリーズですが、更新をストップします。
理由としては私生活の忙しさのため、音楽を聴く時間がこれまでに比べ大きく減ったからです。
しかし、私の音楽への愛は尽きたわけではありません。むしろ忙しいからこそ音楽のありがたみを今痛感している最中です。
時間が空いたときに急に記事をアップするかもしれないです。そのときはどうぞよろしくお願いします。
約3年間毎月連続で更新してきて、みなさんに自分の好きな音楽を知ってもらうことができたかなと思います。同時にブログという形で文字に起こすことによって自分の音楽に対する解像度も上がっていったように思いますし、「自分なりの音楽の聴き方」についてのこだわりは一層強くなったと思います。この経験は何にも代えがたいです。自信になりました。
この3年間、本当にいろんなことがありました。しかし常に音楽が寄り添ってくれました。今後もTwitter(@WUG_dodensei)などで細々と気軽に発信はしていきます。これからもずっと良い音楽を探しつづけていきます。
今聴いている音楽(2023年4月版)
こんにちは~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ど~でんです!!!!!!!!!
今回もやっていきます!!!!
今回も良い曲ばっかり紹介しています!
素顔 / HALDONA
作詞・作曲:HALDONA
編曲:のぐちふみや
HALDONAはシンガーソングライターで、2023年3月20日からアーティスト名を「遥河」から変更し、『素顔』は変更後一作目の作品。
非常に言葉とメロディがストレートに入ってきやすく、後ろで奏でられているコード感もおしゃれで複雑でありながらも、どこかさわやかさを感じるような特徴的な色合いです。サビ入りで音数が少なくなる仕掛けも気持ちが良いです。
編曲ののぐちふみやさんは、私の今再注目バンド「C子あまね」のメンバー。今後もたくさん世の中にリリースしてほしいです。
アーティフィシャル・アイデンティティ / 長瀬有花
作詞・作曲・編曲:浅野尚志
長瀬有花はRIOT MUSIC所属のバーチャルアーティスト。もうみなさんご存じという方も多いと思います。
この「脱力系」ボーカルを武器にコンスタントにオリジナル楽曲をリリースしていますが、今回も紹介したい!と思わせるような楽曲が出ました。
ストーリー性や題材が彼女のボーカルとの親和性が高く、ギターが印象的なポップな音楽性がさらに良さを深めています。ブログを書くに当たって、浅野尚志さんが手掛けられたということを知り、びっくり。
コメントも面白いです。
友達よりあなたといたい / 佐藤聖子
作詞:西脇唯
作曲:佐藤聖子
編曲:水島康貴
佐藤聖子は90年代に活躍したアーティストで、作曲を手掛ける作品もあります。
いわゆる、ガールポップというくくりのアーティストで、ロックとは少し離れたようなポップな音楽をリリースしています。
ジャケットを見てその瞬間にこれは良い曲が眠っていると思って聴いていたら、この曲のイントロのピアノのフレーズでつかまれました。歌のうまさは正直ないですが、そういう歌唱のクオリティがぴったりな当時のキュートな曲調が好きです。
ローマでチャオ / Wink Music Service
作詞:飯泉裕子
作曲:岡田ユミ
編曲:Wink Music Service
Wink Music Serviceは、SOLEILのプロデューサーであるサリー久保田と元ピチカートファイブの高浪慶太郎の二人のユニット。2023年4月7日にデビュー。
ボーカルはゲスト制で、今回は女優・タレントとして活躍するアンジーひよりを起用。
ウィスパー系かつ、跳ねるようなメロディ、捻くれてどこに着地するのかわからない雰囲気、音像はやはりピチカートファイブのような雰囲気を感じますが、最後とかひねくれすぎてピチカートファイブとも言い切れなくなります。そういうところが良いんです。今後も超楽しみです。
FLOAT / ロマンティック霞ヶ関
ロマンティック霞ヶ関は、志摩陽立とnavygomenを主体とした音楽ユニット。
志摩陽立は、志摩陽立名義でアーティスト活動もしており、ナイスな楽曲をうたっています。この甘いボーカルが癖になって、最近良く聴いています。
ロマンティック霞ヶ関は、the 3ピースのバンドというよりかは、打ち込みの要素も多く含み、他のグルーヴ感を売りにするポップアーティストや打ち込み主体のアーティストとも一線を画すような魅力があります。
流星ガーデン / 青山ブルーマウンテン(CV.早見沙織)
作詞:辻純更
作曲:fang
編曲:中山聡
以前から知っている曲ですが、やっとサブスク解禁されたので、紹介しています(YouTubeだけは昔から聴けた??)。ごちうさはどういうタイミングで解禁をしているのでしょうか。
流星ガーデンは2Stepのビートで、私は2Stepには目がないので、即座に大好きな楽曲にinしました。
ボーカルを聴いてみると、早見沙織さんでした。早見さん自身はご自身の名義やその他のアニメのキャラソンでたくさんおしゃれな楽曲を歌っているので、2Stepもお手の物ですね。
雨の匂いはメッセージ / 生活の設計
作詞・作曲:大塚真太朗
3人組バンド・Bluemsが改名し、生活の設計へとなりました。解明後の1st albumです。
グルーヴ感が最高でありながら、キャッチーなメロディも魅力の一つ。New albumのどの曲をとっても、いろんなリスナーを取り込むことのできそうなやさしさを含んでいて、幸せな気持ちになります。
JUMP IN / めぐみん(CV:高橋李依)、ゆんゆん(CV:豊崎愛生)
作詞・作曲:YeYe
編曲:TiMT
「このすば」で知られるTVアニメシリーズの作品の一つ『この素晴らしい世界に爆焔を!』のEDテーマ。
ダウナーな印象の楽曲で声優さんがボーカルを担当するという点で非常に効果的な魅せ方だと感じました。序盤の音の少なさが独特の雰囲気を持っていて好きです。EDテーマとして落ち着きがあって良いですよね。
あと、豊崎愛生さんはこの手の音楽は最高に相性が良いですよね。とっても甘くなります。
やじるし / 茉奈佳奈
作詞:松井五郎
作曲:崎谷健次郎
編曲:新屋豊
最後はまさかの茉奈佳奈から。このアルバムを聴くまでアーティスト活動していることを知らず、驚きました。
00's R&B系のアーティストが歌ってきたような曲調ですが、サビはアニソンで良く見るような進行で気持ちが良いですし、単純にメロが良いです。切ない。
私自身サブスクで聴けるJ-POPについては結構な曲数を聴いたつもりでいたのですが、茉奈佳奈だけじゃなく、もっともっと知らない曲があるんでしょうね。
〇あとがき
本日4/30の音系・メディアミックス同人即売会「M3」にて、サークル「MOタク」として頒布予定の「Why don't you eat MONACA?Vol.5」のTr.8「星の道まで(feat.夏色花梨)」でほんの少しだけお手伝いしています!!!
たくさん良い曲が最中のように詰まったアルバムになっていると思います!通販もやっているのでぜひ聴いてみてください!!!!!
クロスフェード↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
2023春M3 K-14a MOタク「Why don't you eat MONACA?Vol.5」クロスフェード pic.twitter.com/OCim3H3R9q
— まくら@M3K-14a (@makura2424) 2023年4月22日
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