ど~でんのブログ

良い曲を紹介します。

2021年上半期10選

2021年も6月が終わろうとしていますね。題名の通り、2021年上半期の楽曲についてのお話をするブログになります。

 

自分に正直に選びました。

 

 

 

 

The Sun, Moon and Stars / 星見プロダクション

作詞:利根川貴之

作曲・編曲:沖井礼二

 

サイバーエージェントグループとミュージックレイン、ストレートエッジが協力してメディアミックス展開する大型アイドルプロジェクト「IDOLY PRIDE」より。

これまではアイドルへの楽曲提供はありましたが、沖井さん曰く、アニソンを担当するのは初。Sweet Sweet Girls' Talkはどうなんでしょうか、ギリギリアニメではなくてアプリか。

開幕一音目からわかる沖井さんワールド。幻想的で奇抜なコードと特有のバンドサウンド、ストリングスや鐘、西洋っぽい編曲は唯一無二でした。

初めから終わりまでサウンドの心地よさは今年リリースの中では圧倒的でした。また、余韻というか聴いたあとにまで気持ちよさが残ります。今年、一番聴いています。

 

 

 

 

Pray for you / 星見プロダクション

作詞:利根川貴之

作曲・編曲:北川勝利

 

こちらも「IDOLY PRIDE」より。

ここまで演奏とボーカルの調和がとれることがあるでしょうか。

ドラマチックで、心から素直なメロディ・詞で、胸を打つ音楽というのはこういう音楽をいうのではないかと思っています。

サビ直後のギターのギュイーーン↑(スクラッチ)がここまで気持ちいいと思ったことはありません。ソロも名演奏です。

 

 

ミッドナイトシアター / 鹿乃 with 根本凪

作詞:こだまさおり

作曲:田中秀和(MONACA)

編曲:田中秀和(MONACA)・Aire

All Instruments & Programming:田中秀和(MONACA)・Aire

Recording Engineer:丸岡詩織

Recording Studio:studio MSR

Mixing Engineer:高須寛光(VICTOR STUDIO)

 

鹿乃さんSingle「コンパスソング」より。

鹿乃さんのウィスパー系の声と根本凪さんの棘のあるラブリーな声がこれでもかと発揮されている。

この曲は、やっぱりリフレインが最高すぎる。リフレインで曲は決まると最近感じています。作曲された秀和さんはこのリフから曲を書き始めたのでしょうか。

サビ最後の「あなたが足りないよ」のパワーの大きさに私は落とされました。

 

 

 

さんさーら! / ARuFa

作詞:ピノキオピー

作曲・編曲:田中秀和(MONACA

 

キャッチ―。とにかくキャッチ―。

この曲のイメージは「最高にアホで落ち着きがなくて、だけど泣けて楽しい」

展開が目まぐるしいが、それぞれのパートがとんでもなく強い。秀和さんお得意のパターンで、私はこの系統の秀和さんの曲がお気に入りです。

秀和さんは今年から来年あたりにこの種類の曲をもっとリリースする予感がしています。ってかもっとこの種類欲しいです。

 

 

アマカミサマ / 名取さな

作詞:只野菜摘

作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

Programming:田中秀和(MONACA)

Guitar:堀崎翔

Recording Engineer:服部”ハンゾー”淳(JaM Creations)

Mix Engineer:高須寛光(VICTOR STUDIO)

Mix Studio:MIT STUDIO

 

名取さなさんっぽさってここまで音楽で再現できるのかと感心した曲でした。

つんけん度合いの表現がすごい。サビ前に2音ずつ進む部分、只野さんの詞も光る。

「私たちの絶妙なさじ加減」まさにこの歌詞が絶妙。

2021年の秀和さんは本当に打ち込み音楽が増え、どんどん進化していっていると感じた一曲でもありました。

 

 

 

イリタブル / May'n

作詞:May'n

作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

Guitar:堀崎翔

All Other Instruments, Programming & Mixing:田中秀和(MONACA)

 

May'nさんレーベル移籍初のアルバム「moment book」より。

イントロやBメロはGO-MA-N-E-TSUっぽさを感じます。

サビの「毎日に~~」のメロ、そこ!?ってなりました。からの「トゥトゥルトゥル」の半音上がりコーラス。もうどんどんひきこまれました。

あと、2番以降の音遊びに魅せられました。間奏部分はそうきたか~~~~っていう感じ。世の中のトラックメイカーを飲み込まんとする狂気を感じます。

 

 

 

 

Sing My Pleasure / ヴィヴィ(Vo.八木海莉)

作詞:只野菜摘

作曲・編曲:神前暁(MONACA)

Sound Produce:神前暁(MONACA)

Co-Produce:山内真治

Sound Coordination:みすみゆり(MONACA)

Co-Direction:西田圭稀

Recording & Mixing Engineer:白井康裕

Recording Engineer:岡村弦(WAVE RIDER)

Recording Studio:catapult studio・Sound City

Mixing Studio:Sound City

Bass:田辺トシノ

Drums:髭白健

Guitar:堀崎翔

Violins:室屋光一郎・石亀協子・入江茜・楢村海香・相川麻里子・申愛聖

Violas:馬渕昌子・島岡智子

Cello:堀沢真己

Other Instruments & Programmings:神前暁(MONACA)

 

TVアニメ『Vivy -Fluorite Eye's Song-』のOP主題歌。

八木海莉さんという芯と儚さを兼ね備えたボーカルは一度聴いていただきたい。

いつも神前さんは奥の方まで丁寧に突き詰めるんですよね。メロディやリズムに粗雑さ?というのがない気がします。

どういうものが粗雑なのかということは説明できませんが、この曲を聴くと、とにかく丁寧で、美しい、そういう感じを受けます。

 

 

 

Dead Scream / La prière

作詞:棗いつき

作曲・編曲:Tansa

Bass:原一生

Guitar:北川翔也

Piano:友田ジュン

Instruments Mixing Engineer:たっち (studio アステロイド)

Mix/Mastering:Dios/シグナル

 

5月のブログでもご紹介しました。

イントロの作り方が秀逸。こういう曲をやっていきますよという顔となる部分で、これがあるから、何度も聴きたくなっていると思っています。

作編曲のTansaさんはIDOLY PRIDEの田中秀和さん楽曲「First Step」でストリングスを担当。このイントロでも強烈な曲の顔となるストリングスを書き上げています。

始めは心の底でふつふつと煮えたぎるような感じの低めのメロディですが、どんどんと音域が広がっていき、熱のこもったサビがやっていきます。ボーカルの息遣い、各楽器やエフェクトの広がりなど、聴けば聴くほどこだわりを感じる一曲となっています。

 

 

 

東京プリンセス / リルネード

作詞:nobara kaede

作曲・編曲:浅野尚志

 

アイドルグループ、リルネードのSingle「フォークソング」より。

今まで上に挙げてきた楽曲からは大分スケール感が小さくなりますが、音楽はスケールだけではないと思います。

今年一、かわいくて切ない曲。ギター、ベース、ドラム、ストリングスのシンプルな構成ですが、甘くリズミカルなメロディととってもキュートなリルネードの三人の歌唱が見事にマッチしています。

リルネードほんとに毎回ナイスな曲をリリースしますね。好き。

 

 

 

ユメヲカケル! / スペシャルウィーク(CV.和氣あず未)、サイレンススズカ(CV.高野麻里佳)、トウカイテイオー(CV.Machico)、ウオッカ(CV.大橋彩香)、ダイワスカーレット(CV.木村千咲)、ゴールドシップ(CV.上田 瞳)、メジロマックイーン(CV.大西沙織)

作詞:マイクスギヤマ

作曲・編曲:東大路憲太

 

TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」OP。

展開の切り替わりと色とりどりの声がどんどんやってくる作りは圧巻で、すっごくいろんな音が鳴っているのですが、聴いていて爽快感を抱くようなサウンドメイキングが素晴らしいと思います。

こういう曲って「アニソン」という文脈でないとなかなか登場しないと感じていて、そういう意味でも、よくできているなと感じます。