yuanfenについて
こんばんは。ど~でんです。今回は、2020年3月4日にリリースされた鹿乃さんの4thアルバム、「yuanfen」についてのお話をしようと思います。
この記事の目標は、yuanfenを一人でも多くの人に聴いてもらうことです。
この記事を読み終えたみなさんにやっていただきたいことがあります。
1,このブログを拡散していただく
または
2,あなたの知り合いに聴いてもらう
または
3,SNSでyuanfenの良さを語っていただく
よろしくお願いします!!!!!!!!!
なぜここまでyuanfenを推しているかというと、アルバムの作り込み具合と人々への普及の度合いが釣り合っていないからです。
ぼくは、街中で「yuanfen最高!!!」って叫んだら街行く人々が一斉に「それな!!!!!」ってなる世界になるべきだと思っているくらい、yuanfenが人々に知られるべきアルバムだと思っています。その世界を実現させるためにもこのブログを書いています。
そんな冗談はさておき、とにもかくにも、あなたの耳で聴いていただきたいので、yuanfenのリンクを以下に貼っておきます。
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聴きましたか???聴いてくださいよ~!すごい曲ばっかりでしょ!
続いてアルバムと楽曲の情報と、僕が各楽曲を聴いて感じたことを書いていきます。
アルバムについて
「yuanfen」は、鹿乃さんのアーティスト活動10周年記念のアルバム。サウンドプロデュースと新曲全曲作曲をMONACAの田中秀和さんが担当。編曲にはさまざまなミュージシャンが参加するスペシャルなアルバム。
アルバムの題名のyuanfenは中国語で「縁、ゆかり、運命の糸で繋がれた仲」という意味だそうです。
情報解禁時からかなりどきどきしていました。全曲プロデュースという形が初めてだったし、それがぼくの敬愛する田中秀和さんという、、、、、
楽曲情報と各楽曲の感想に移ります。
まず、全曲
作詞:鹿乃
Sound Producer:田中秀和(MONACA)
Sound Coordinator:みすみゆり(MONACA)
となっていますので、その部分は各曲の情報には載せていません。
午前0時の無力な神様 [3:43]
編曲:Aire
Guitar:安藤河音
All Other Instruments & Programming:Aire
Mix Engineer:Aire
リード曲として、MVが先行配信されていました。鹿乃さんくっそかわいい。
編曲はAire(アイレ)さん。エレクトロ系楽曲を得意とされる作曲家さんで、大の田中秀和さん好きで知られています。音の一粒一粒までこだわってるなあと感じられる唯一無二のサウンドが大好きです。
以前も鹿乃さんのCAFUNÉという曲と同じ制作陣で、それはそれはとんでもなく強い曲でしたが、今回は渋谷系、疾走感というワードが当てはまるでしょうか、前作とは違った世界が広がっています。
ギターの安藤河音さんのいかにも「自由にやりました!!」みたいな演奏、CAFUNÉのときからお気に入りです。
光れ [4:01]
編曲:Nor
Mix Engineer:星野文男
Guitar Solo:安藤河音
All Other Instruments & Programming:Nor
編曲のNor(ノル)さんは、Vtuberのキズナアイさんの楽曲、miracle stepの作編曲をされている方。Aireさん同様、打ち込みのものすごい曲を作られている印象です。
さて、今回の光れもNorさんの得意な土俵で勝負されています。
イントロのフレーズが病みつきになりますね、曲中にさまざまな音でこのフレーズが繰り返されます。こういうフレーズって編曲の方が思いつかれたのでしょうか??秀和さん感もあるフレーズに思わなくもない?
そして、ぼくの大好きな楽曲構成、2番Cメロに入らず間奏にいくやつ!!!!この音でこの構成されたらノラざるを得ないですよね!!!そして安藤河音さんのギター!!!!!!鼻血でますよこれ。
そこからDメロ?的なのが入ってから、イントロのフレーズを使いながらの熱い間奏。ヘドバン不可避。
yours [3:57]
Mix Engineer:近藤圭司(SIGN SOUND LLC)
Mixing Studio:SIGN SOUND STUDIO
Piano:伊賀拓郎
Guitar:堀崎 翔
Bass:小栢伸五
Drums:山本真央樹
All Other Instruments & Programming:田中秀和(MONACA)
フュージョンバンドDEZOLVEのベースの小栢伸五さん、ドラムの山本真央樹さんが演奏を担当。以前には鹿乃さんのLinaria Girlは同じ編成で作られていて、他にもデレマスのBlessing、まふまふさんの女の子になりたいも、お二人が演奏されています。
イントロを聴いたときは、ブラジル系楽曲であるLinaria Girlの正統な後継曲かなと思っていましたが、それだけではないのがこのyoursです。
一聴したらわかりますが、音楽が進むにつれだんだんとカオスな世界になっていきます。そして、2:08から始まるプログレゾーン。
ただの後継曲ではなく、こういった工夫がわかりやすく散りばめられているのが田中秀和さんが長く活躍されている所以でもあります。まさに秀和さんの真骨頂というべき楽曲でしょう。
KILIG [3:24]
編曲:ハヤシベトモノリ
All Instruments & Programming:ハヤシベトモノリ
Mix Engineer:ハヤシベトモノリ
音が楽しい。音楽してるよな~~って曲です。
編曲のハヤシベトモノリさんはPlus-Tech Squeeze Boxのメンバー。Plus-Tech Squeeze Box(PSB)も、ジャンルでいうと渋谷系と打ち込み音楽が合わさった、爽快ポップ音楽を作られています。1997年から活動されており、1,2曲目の編曲陣と比べるとベテランのミュージシャンというべきでしょう。
Wiennersさまワンマンライブ@渋谷クワトロにきております!さっき開演前SEでPSBが流れてて高まりました(°_°)
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2013年9月25日
Plus-Tech Squeeze Boxがながれて高まる秀和さん(°_°)
曲名のKILIGは、タガログ語で「お腹の中に蝶が舞うようなロマンチックな気持ち」という意味。
目を閉じて聴いてみてください。鹿乃さんの甘いウィスパーな声と、カラフルな編曲が優しい気持ちにしてくれませんか?????
聴いて [4:09]
Mix Engineer:近藤圭司(SIGN SOUND LLC)
Mixing Studio:SIGN SOUND STUDIO
Piano:伊賀拓郎
Guitar:堀崎 翔
Bass:小栢伸五
Drums:山本真央樹
All Other Instruments & Programming:田中秀和(MONACA)
田中秀和さん編曲のバラード。アコースティックなギターが常に寄り添ってくれて、先ほどのKILIGの楽しい編曲とは変わって、ガラス細工のように薄く繊細なんだけど、光を反射して輝いているようなイメージです。
しかし、サビ前のドラムでどんどん感情が高まっていって、サビで感情があらわになります。
また、1,2のサビの感情の開放は、開放がしきれておらず、悩みを抱えながら歌っています。
Dメロで過去を振り返り、気付き、ラスサビでなにもかもを捨てて開放をします。ラスサビからアウトロにかけての伊賀拓郎さんのピアノに泣かされます。
ぼくのイメ―ジは、鹿乃さんがガラスの玉の中に入っていて(1,2番)、ラスサビの開放でそのガラス玉の外側にひびが入り、銀色の破片が美しく飛び散っていく感じです(伝わるかな?)。その美しく飛び散る破片をピアノが表しているように感じました。
漫ろ雨 [5:03]
編曲:曽我淳一
Mix Engineer:中谷浩平
Drums:越智祐介
Bass:御供信弘
Guitar:堀崎 翔
E.Piano, All Other Instruments & Programming:曽我淳一
漫(そぞ)ろ雨と読むそうです。小ぶりだが、長く続く雨。
日本は雨がよく降るため、他の国の言語と比べて雨の様子を表す単語が多いと聞いたことがあります。ネットで何となく調べたら400種類とか1200種類とかだそうです。
漫ろ雨はオノマトペ的には、「しとしと」が長く続く様子ですかね。
イントロから下降で物憂げな様子。コードも悲しいコードが多いです。
編曲の曽我さんのプロフィールはこちらから。
曽我さんはトルネード竜巻というバンドのメンバーでしたが、現在は幅広く名だたるJ-POPアーティストのRec、バンドサポートなどをされている方です。実はトルネード竜巻については、田中秀和さんが昔にこのようなツイートをされていました。
学生時代ずっと聴いてた「トルネード竜巻」さん、いま聴いても物凄く良いので最近またよく聴いていますhttp://t.co/xMswWlb7ww
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2014年6月7日
おかえり [4:37]
編曲:Oliver Good(MONACA)
Mix Engineer:白井康裕
Guitar:堀崎 翔
All Other Instruments & Programming:Oliver Good(MONACA)
オリバーさんは昨年にMONACAに参加された新しい作家さん。昨年河野万里奈さんのMARINARINGという曲で作編曲を担当されましたが、今回も日本だけの文化では完成しないであろう雰囲気が好きです。なんかオシャレなんですよね(異国情緒?)、そのポイントを指摘できないのが歯がゆいです。
ギターの音色が曲を通してかわいくおしゃれに彩っていて、堀崎さんの偉大さも同時に感じられます。
ってか、MONACAに入ってすぐにこんなすごい編曲陣と肩を並べて曲を書くオリバーさん、将来どうなるんだ?!?!?!?!?
罰と罰 [4:07]
編曲:佐高陵平(Hifumi,inc.)
Mix Engineer:石塚陽大(Hifumi, inc.)
All Instruments & Programming:佐高陵平(Hifumi,inc.)
佐高陵平(さたかりょうへい)さんはy0c1e(よしえ)名義でも様々な名曲を残されています。
佐高さんは、全曲良い曲作られる神のような作曲家さんと私はあがめている作曲
家さん。コードワークも秀和さんと近しいところが多く、互いにリスペクトされていることがTwitterのやり取りなどを見て知っています。
佐高さんで一番好きなのが、Wake Up, Girls!のソロ曲、ぽんとPUSH! もっとSMILE!の編曲なんですよね。ああいうコードも凝っていて、歌手との親和性も高く、キラキラしてわくわくする曲を楽しみにして、今回の罰と罰を聴きました。
そしたら、ぽんとPUSHのような平和な世界とは真逆の大人なダークな世界。ビビりましたが、これもめちゃくちゃドストライク。
ぼくのこの曲のイメージはミステリアス、無機質、色気、氷、鋼、黒やピンク、血
です。聴いてたら勝手に想像してました。なんか直球に脳に入ってくるんですよね。鹿乃さんの表情豊かな狂気に満ちたボーカルは圧巻です。
あと、この曲名は「罪と罰」ではなく、「罰と罰」ですよ!!!ぼくも最初読み間違えてた、、
エンディングノート [5:40]
編曲:sugarbeans
コーラスアレンジ:伊沢麻未
Mix Engineer:近藤圭司(SIGN SOUND LLC)
Mixing Studio:SIGN SOUND STUDIO
Chorus:伊沢麻未
Guitar:堀崎 翔
Bass:千ヶ崎 学
Drums, Piano, All Other Instruments & Programming:sugarbeans
sugarbeansさん編曲のパターン!!!これはアイドル活動!オンパレード!ver.以来二度目です!このときも心地よいアレンジをされていましたが、今回も伊沢麻未さんのコーラスも相まってオシャレに軽快に仕上がっています。
インストメンバーは何度も見たメンバー。安心感がすごい。奇を衒った曲ではなく、しっかりと地に足のついた正統派の良い曲を書いたってイメージですね。
正統派であればあるほど、鹿乃さんの歌詞や伝えたいことが沁みる沁みる。鹿乃さんがもう目の前にいてありがとうと直接言葉をいただいているような気になります。こちらこそ、こんな素晴らしい曲を歌っていただいてありがとうございます。
最後にアルバム全体を通じて。
まず、編曲陣の方の作り込みの深さにもたいへん驚かされたアルバムで、もっともっと聴きこんでいかないとと思っています。さきほどの楽曲感想パートでも言いましたが、5,6年前の秀和さんがTwitterで何気なく取り上げていらっしゃる方がまさかこんな形で共作することになるなんて、誰も想像しえなかったことだろうと思います。
これはまさにyuanfen。この言葉は鹿乃さんだけではなく、田中秀和さんにも言える言葉なのではないでしょうか。
エンディングノートの感想でも書きましたが、ありがとうの気持ちが高まりました。yuanfenを買おうと思ったのは、もともと田中秀和さんのオタクだったからという理由で、鹿乃さんについては数曲しか知らなかったのですが、このアルバムを聴いてめちゃくちゃ好きになりました。
こういった素晴らしい曲に出会わせてくれた鹿乃さん、本当にありがとうございます。
今回の記事は、以下のインタビュー記事、ツイート、動画などを元に作りました。
アルバムにかけた思いを「言葉」で確認したい方はこちらで!
記事を読み返していて気づいたんですが「ナイーブ」ではなくて「ナーバス」の方がより正しかったですね。僕の言い間違えでした。今回のアルバム制作を通じて鹿乃さんとはたくさんお話させていただいたのですが、delicateに近い意味において彼女はとても"ナイーブ"な方だと僕は思っております。 https://t.co/fOb7Cr1Cvq
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2020年3月7日
この鹿乃さん、かわいすぎる。。。。。。
鹿乃さんの田中秀和さんへの尊敬の念がめちゃくちゃ感じ取れます。いろんな問題発言(?)もありながら、しっかりと各曲に関して解説をされています。
発売おめでとうございます!
— ハヤシベトモノリ(Plus-Tech Squeeze Box) (@tom_hayashibe) 2020年3月4日
良い歌に良いメロディ、「他」になんにもいらないはずだけどその「他」が掛け算的に逆襲して襲ってくる最高ムーブのアルバム!
(参加したのはアンニュイドリーミィなミドルテンポの楽曲で、ボクの編曲としてはかなり珍しいテンションな気がします。初めてかもしれない) https://t.co/PeP3aqwAu5
色々各方面でアルバムについて詳しく話してはいますが、曲のイメージは曲を聴いてくれるみんなの自由でみんなのものであって欲しいと思っているので私の言葉は一意見にとどめてアルバム聴いてくれたら嬉しいです。ふはは
— 鹿乃@3/29VRライブ🧸 (@kano_2525) 2020年3月7日
素晴らしい背景はごろくさん(@goroku_jp)が担当しています。
— SUNDAYVISION (@SundayVision) 2020年3月4日
今までの、これからの、積み重なっていく時間を、左から夏→秋→冬→春と一枚の絵の中に四季を描いていただきました。表紙には現在の冬から春の訪れを配置。こちらも私達の想像を上回るアートワークが届いて驚愕しました!#鹿乃#yuanfen pic.twitter.com/LFfYWhHLHn
2:19:30から鹿乃さん登場。
最後にもう一度言いますが、
1,このブログを拡散していただく
または
2,あなたの知り合いに聴いてもらう
または
3,SNSでyuanfenの良さを語っていただく
よろしくお願いします。。。全部やってくださるととっても嬉しいです。
これで終わりです。最後まで読んでくださりありがとうございました。