2019年楽曲10選
こんばんはど~でんです。今回はすべてのオタクがやっているという2019年楽曲10選をぼくもやってみた!という記事です。
●選曲に関するルール
①2019年に発表、発売されたもの
②制作の背景やアーティストで決めるのではなく、できるだけ曲のみで判断する。
③WUG楽曲はなし。
→僕自身が②を守れないため。
④来年もずっと聴いているであろう曲をチョイス。
本気で選んでいます。10曲という制約がある中、選ぶのに非常に苦労しました。
いざ、10選に関して曲を挙げていこうと思ったときに「ただ良い曲」とか「ただ好きな曲」とか、選び方がぼんやりとしていてなかなか絞りにくかったので、選考基準を設けて10曲を選びました。
上のルールにも書いていますが、「来年以降もずっと聴いているであろう曲」に限って紹介しようと思います。長く聴かれるということは名曲である条件だと思いますし、そういう選び方でリストアップすることに意味があるのではと思います。
来年、この記事を読んだときに「今年この曲ぜんぜん聴いてないやんけ」とか、「結局10選にあげてない曲ばっかり聴いてたやんけ」みたいになったらおもしろいですね。
また、他のオタクたちの10選ブログで選ばれた曲を集計して分析したらおもしろそうですね。誰かやってください。
では、本編に移ります。
●本編
Share the light / Run Girls, Run!
作詞:只野菜摘
発売日:2019年11月27日
収録CD: Run Girls, Run!『Share the light』
田中秀和さんといえば、複雑なコードを使うんだけど、キャッチ―なメロで聴く人々を翻弄するというのがよく言われていますが(ほんとに?)、それだけではなく、曲の展開や編曲の手腕も同時に語られるべきだとぼくは思っていて、この曲はそういった曲の展開や編曲のうまさが詰まった曲です。
こういったドロップが強めの曲はこれまで秀和さんはあまり多くは作ってはこられませんでしたが、似ている曲でいえば、Wake Up, Girls!新章の劇伴、「近づいてくる距離」が挙げられます。
しかも、両曲ともに「Hey!Hey!」の掛け声が入っており、秀和さんのクセが見られて楽しいです。(Share the lightではInstrumentalバージョンのサビ部分で確認しやすいと思います)
CAFUNÉ / 鹿乃
作詞:鹿乃
編曲:Aire
発売日:2019年11月27日
収録CD:鹿乃『光の道標』
おそらく秀和さん由来のメロとコードがAireさんの繊細かつ大胆な重低音で飾り付けられることでありえん気持ちよく、さらに鹿乃さんのウィスパーボイスが乗っかり、そのまま直接脳に直撃する曲。これを聴くとなんか快感がすごい。
ギターソロの部分は、安藤河音さん。でんぐり返りをしたくなるくらい、聴いている人間の心だけでなく身体まで動かしてしまうようなソロです。
ガジェットはプリンセス / 柊かえ(CV:立花芽恵夢)
作詞・作曲・編曲:sasakure.UK
発売日:2019年8月21日
収録CD:『Re:ステージ! ドリームデイズ♪SONG SERIES③
Personal Music「ガジェットはプリンセス」柊かえ「せーので跳べって言ってんの!」本城香澄』
これはCAFUNÉ同様、音の強さ、歌唱の際立たせ方が上手すぎるため、何度聴いても感動してしまう曲です。
イントロからAメロの間や、アウトロなどで繰り返されるフレーズが病みつきになる。このキラーフレーズが聴きたい聴きたいと思いながら続きを聴いてたら、柊かえさんのウィスパーキュートな声が襲ってくる。見せ所が満載です。
この曲をよく聴いたらShare the light同様、サビには「Hey! Hey!」の掛け声があります。親和性が高いのでしょうね。また、カメラのフォーカス音といった電子ガジェットの音が散りばめられており、装飾の工夫も聴いていて飽きません。
MARINARING / 河野万里奈
作詞:こだまさおり
作曲・編曲:オリバー・グッド(MONACA)
発売日: 2019年11月20日
収録CD:河野万里奈『水恋』
イントロはスキャットから始まり、完全なシャレオツな曲だよ~と暗に主張してきます。イントロが良い曲は往々にして良いのですが、この曲も例にもれず最後までつかんだ心を離さずにいてくれます。
1番のサビの2回し目(1:06)はブラスの音だったのに、2番のサビの2回し目(2:22あたり)のストリングスが急降下するやつになってるところいいですよね。
2番サビからDメロにかけての「バッバーダバッ」のところのリズムとか好き。
ヒミツキチューバー / トンカチ(CV:加藤英美里)・ヒロト(CV:潘めぐみ)・メガホン(CV:中村悠一)・ポンプ(CV:村瀬歩)
作詞:只野菜摘
発売日:なし
収録CD:なし
FULL公開日:2019年11月29日
2019年9月26日発売のNintendo Switch用ゲームソフト『ニンジャボックス』の主題歌。
ヒミツキチューバー
— ど〜でん (@WUG_dodensei) August 24, 2019
作詞:只野菜摘
作曲・編曲:田中秀和(MONACA)
今年の秀和のポップ路線では一番好きhttps://t.co/KesGPwntbp
このツイートの通り、今年の秀和さんのポップな曲では一番というのは間違いはありませんが、秀和さんの歴代のポップ曲の中でももしかしたら一番好きな曲かもしれません。
これは、少し選考基準の「制作の背景やアーティストで決めるのではなく」という文言に触れてしまいますが、「ガチの大人が子供たちに向けて本気で作った」ってめちゃくちゃアツくないですか??????
そんな冗談は置いといて、ヒミツキチューバーのshortバージョンがFULL公開日のだいぶ前から公開されていたのですが、FULLからのカットの仕方が珍しくて(イントロや、Aメロなどいろんなところがカットされている)初めてFULLを聴いたとき違和感があったのを覚えています。
Dメロの宇宙に行っちゃうところとか、子供心をくすぐられます。しかもだんだん後ろから「ニンニンニンジャボ…」ってくるところとかおもしろすぎる!!!!秀和さんはお笑いグランプリに出たら良い成績を残すのではと思います。
さらにBメロを少しチェンジした部分が来ます。「そうか キミも忍ビかな」のところとか切なすぎます。面白かったり、切なかったり、感情ジェットコースターです。
センシティブサイン / RYUTist
作詞・作曲・編曲:シンリズム
発売日:2019年4月23日
収録CD:RYUTist『センシティブサイン』
上で攻撃力が高い曲ばかり紹介してきて、そろそろ胃もたれしてきたと思うのでサラリとした曲をここで投入します。
RYUTistの少女性とシンリズムさんのあたたかな音作りがとってもマッチした曲になっています。
メロウなギターの音色、メロディやそのリズムは短めで跳ねていて少女のあどけなさが感じられるような作りになっていてシンリズムさん、うまいなあとしみじみ。
ラストは楽器が楽しそうに動き始めて、聴いているこっちまで楽しくなってきます。
ドリ☆アピ / Bird(天童悠希(CV:鷹村彩花)・赤川千紗(CV:宮原颯希)・恵庭あいり(CV:飯塚麻結)・九条柚葉(CV:村上まなつ))
作詞:中村彼方
発売日:2019年8月9日
収録CD:『CUE! 00 limited mini album See you everyday』
言わずと知れた石濱さんの名曲。ドリ☆アピ。人気曲なのに手に入りにくいということで、中にはドリ☆アピ警察が現れるほど。
しかし、ドリ☆アピはシングルで発売されるという噂がありますのでFULLを聴けていない方はもう少しの辛抱です!
前へ一歩踏み出す勇気を、自信を与えてくれるまっすぐな曲です。そして、演奏者の方々のプレイが素晴らしく、完成度の高さに感動します。
この曲に関しては、もっといい感想を書きたかったのですがうまくかけません。あんまりまっすぐな曲が好きではない僕にもブッ刺さったくらい、圧倒的爽快感が残る気持ちいい曲です。
For you! For みい! / 長谷川みい(CV:空見ゆき)
作詞・作曲・編曲:やしきん
発売日:2019年8月21日
収録CD:『Re:ステージ! ドリームデイズ♪SONG SERIES④
Personal Music「ひと夜ひと夜にひとりごと」市杵島瑞葉「For you! For みい!」長谷川みい』
ぼくは作詞作曲編曲すべてを一人がやってるパターンがめちゃくちゃ好きで、今回もやしきんさんの世界が最高に表現されています。
誰にも思いつかない歌詞。それが完璧にメロディに当てはまって、そしてどんどん楽しく飾り付けられていく。すべてを一人で行ったからこそできる業なのかなと思います。
あと、やしきんさんは展開の作り方、メロディ、コードどれをとっても僕の好みで刺さる割合がかなり高いです(てーきゅう作品など)。いっつも聴いていて面白いな思うところがありますし、やしきんさんもお笑いコンテスト出てほしいです。
土曜のルール / 伊藤美来
作詞・作曲:大西洋平
編曲:睦月周平
発売日:2019年7月24日
収録CD:伊藤美来『PopSkip』
大西洋平さんも大好き、睦月周平さんも大好き。本当に名曲。傑作。後世に語り継ぎたい曲。
元気なハチャメチャな曲も大好きですが、こういった落ち着いた大人な曲の方が性癖って感じです。
睦月さんの編曲はブラスセクションや、キラキラ系のFX系サウンド、一体感が尋常じゃなく良い。耳なじみを追求した感じです。伊藤美来さんの睦月周平さん楽曲はほかにも「Morning Coffee」「ルージュバック」など名曲ぞろいなのでぜひ聴いてください。
作詞:SAWA
作曲・編曲:筑田浩志
発売日:2019年4月17日
最後です。是が非でも10選に入れたかった曲。大本命といっても過言ではないです。
文句なしのノリノリチューン。SAWAさんのどこか気が抜けたようなボーカルにこの曲調がマッチしすぎている。情熱的というよりかは、のらりくらり世界を渡っている感じが最高。
作編曲の筑田浩志さんの曲のベース、ギターはどの曲も気持ちいい。生音以外のシンセ部分も鋭い音で僕の好みを完全に知っているかのよう。良い曲すぎると感想が少なくなります。とにかく良い曲だから、絶対聴いて!!!!!!!!
ということでぼくの2019年楽曲10選は終了になります。
改めてみると、MONACA割合、そして田中秀和さん割合が高すぎます。この理由としては、今年の田中秀和さんの活躍ぶりがエグかったのと、ぼくが他の最新曲を聴かなさすぎというのもあります。
ここからは一年の振り返りになりますが、今年の1月1日にこのブログを初めて、これだけ音楽に真面目に向き合ったことが人生で初めてでした。
もともとはネットでの活動はWake Up, Girls!のみに注力するつもりだったのですが、いろんな方々とかかわりを持つうちに、知らぬ間にこんな感じで音楽好きになってしまいました。
もともと歌とピアノが好きだったのですが、コード進行とか、曲の構成とかそういうことを一切考えたことがないまま生きてきたので、今こうやって一曲一曲に思いを馳せて、楽曲の制作陣が伝えたかった事を考えているというのは不思議な気持ちです。今となっては良い趣味ができたなと思っています。
こうやって、自称音楽好きになったからにはもっといろんな音楽に触れて、いろんな視点からの曲を眺めてみたいと思っていますので、駄文ではありますが、これからもTwitterやブログで気になった曲については紹介していこうと思いますし、なにかこういう活動が誰かの人生に役立ったらいいなという気持ちで細く長く続けていこうと思っています。
●最後に
10曲をまとめたApple Musicのプレイリストをこちらに貼っておきます(ドリ☆アピ、ヒミツキチューバ―はなし)。
※2020/02/03追記
ドリ☆アピの配信が先日配信されたため、追加しました。ヒミツキチューバーのサブスク配信は、なさそうですかねぇ。
また来年の「今聴いている音楽(2020年1月版)」でお会いしましょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。