新年あけましておめでとうございます。ど~でんです。
昨年も非常に多くの音楽に出会うことができました。サブスク時代に感謝です。サブスクがなかったら、私の趣味の中に音楽は入ってこなかったかもしれないくらい支えられています。
今回は
1. 2022年に定期ブログで紹介した曲まとめ
2. 2022年リリースでApple Musicに追加した音楽
3. 2022年楽曲10選
の三本立てでお送りします。
2022年に定期ブログで紹介した曲まとめ
定期ブログでは、新旧問わず新しく見つけた曲を毎月10曲程度紹介しています。
今年は特に自分のルーツとなっている音楽としてJ-R&B(00年代)があることに気付き、平井堅、中島美嘉、BoA、MISIA、柴咲コウ、CHEMISTRYなどの曲を愛聴しました。そこから関連アーティストや作曲家などを調べてブログの紹介に至った曲も数曲あります。
これはJ-R&Bを調べた好例。アイドル的にもおしゃれでおいしい楽曲ですが、アイドルが苦手な人でもとっつきやすいおススメしやすい一曲です。
島谷ひとみさんの曲はR&B系の楽曲が多いのですが、これは突然変異的に生まれたような気がしてならない、渋谷系の雰囲気まで感じてしまう爽やかなナンバー。
また、曲探すときに行き詰ったときは、韓国などの日本以外の音楽を調べました。
K-POP文脈のダンストラックにギターのリズミカルなカッティングがイカした一曲。Dメロにあたるラスサビ前のパートのメロ、コードセンス、頭一つ抜けています。
ダンスミュージックとしてただ好きだったので紹介した曲でした。
中学生時代にK-POPにはまりすぎていたせいか、韓国語のボーカルは耳なじみがよく、特有の丸い発音?や韓国語でしか生まれないようなメロディの形に惚れます。
韓国以外では、こちらの曲がびっくり音楽でした。
楽器隊は暴れているのに、統制が取れているとんでもない楽曲。イスラエル発のPinhas and sonsというバンドです。他の楽曲もバグった曲多いです。
2023年も私なりの嗅覚で音楽を探し、みなさんに紹介できればと考えています。
2022年リリースでApple Musicに追加した音楽
良いな~と思った曲を上のプレイリストに追加したのですが、全部で450曲くらいでした。
やっぱりアニソン関連が多く、そこからは少しずつ脱却していきたいなというのが正直な気持ちで、もっと違う世界の深いところにダイブしていきたいな~と考えています。
特に、いけそうなのはボカロ関連です。私は初音ミクのボーカルがどうしても受け付けなくて、なかなか聴けずにいたのですが、最近は人間の声と違いがわからないようなボーカロイドも開発されており、しかもそれが、高木美佑さんや青山吉能さんの声を基にしているということで個人的にも受け入れやすい土壌が出来上がっているんですよね。
また、近年は、J-POPのメインストリームで流れている音楽が良いですね。米津、ヒゲダン、星野源しかり。ここ10年、メインストリームの音楽で好きなものが全然なかったのですが、最近は満足しています。もっと彼らのことももっと調べないとな~~(逆張り精神がはたらいてあんまり調べたことがない)
2023年はアニソンだけじゃなくてメインストリームの音楽も毛嫌いせずに聴いて、より多くの種類の音楽が入れられるようにしていきたいです。
2022年楽曲10選
以下田中秀和さんについて話します。
Shiny day / 舞桜 from STARRY PLANET☆らき・あいね・みお from BEST FRIENDS! わか・るか・せな・れみ・みき
作詞:uRy
Guitar:堀崎 翔
Piano:伊賀拓郎
All Other Instruments & Programming:田中秀和(MONACA)
Recording Engineer:守屋勝美(redefine)
Recording Studio:Splash Sound Studio
Mixing Engineer:高須寛光(ビクタースタジオ)
Mixing Studio:Victor Studio
もうこの曲については語りつくしたので、私の新鮮な感想は、昔の記事を参照ください。
正式なリリースは今年なので、2022年の10選に入れました。彼の音楽の良さはメロディだけでなく、和音で語るところなのかな。彼を追いかける音楽家は今後も数多く現れるだろうが、メロディと和音の両方をここまで自在に操れる人間は出てこないとさえ思わせてしまう自信にあふれた一曲でした。
シンカケイスケッチ / しぐれうい
作詞:こだまさおり
作曲・編曲:田中秀和
Strings・Brass Arrangement:Tansa
Synthesizer Programming:Aire
これも2021年あたりから、田中秀和氏の従来の編曲とは違う色どりを行った、Aire、Tansa氏のアレンジメントが光る一曲。
下地は秀和氏が作ったのだが、聴き心地の良さは22年仕様といったところで、彼は音楽キャリアとして転換点を迎えていたわけですが、その地盤を固めることができたような曲だと思います。
耳心地の良さから何度も聴きこむことのできるキラーチューンでした。
ククタナ / harmoe
作詞:やぎぬまかな
作曲・編曲:田中秀和
Vocal Direction:田中秀和
Percussion:三沢またろう
Marimba:萱谷亮一
Chorus Coordinate:KOCHO
Chorus:SAK.・青輝波美賀・KOCHO・ハセガワダイスケ・Raykay・結城賢吾
Production Coordinate:山田公平(APDREAM)・寺澤萌(APDREAM)・林悠里詠(aug)
Recording Engineer:小林寛将・藤巻兄将
Mixing Engineer:藤巻兄将
Recording Studio:PONY CANYON代々木Studio・サウンド・シティ 世田谷
Mixing Studio:studio MSR
私の中で彼が最も信頼のおける音楽家である所以となった曲です。
メロディも私にはよくわかりませんが、何かしらのスケール上で鳴っていて、終始、ジャングルな感じの雰囲気を持っています。
編曲も秀でていて、パーカッションも打ち込みもコーラスも世界観の作り方の追求がとどまりません。
おそらく、今を時めく作曲家は彼以外誰もこの曲を書けませんでした。
そういう意味でもこの曲は10選に入れました。
作詞:こだまさおり
作曲・編曲:田中秀和
Guitar:堀崎翔
Bass:さと
Strings Arrangement & Horn Arrangement & Programming:Tansa
Synth Programming:Aire
Drums Programming:マツバケンタ
Mixing Engineer:近藤圭司
近年の彼の音楽は、良い意味でも悪い意味でもキレイでどこか澄まし顔の曲が多く、この曲のように最初から最後までカロリーしかない曲は新鮮でした。
特に、2番後の間奏部分です。これまでなら、刀身をやさしくタップ♡のような控えめな間奏をしがちだったのですが、メロの形も、ベースの入り方も期待通りの形で、期待以上の音楽をしてくれました。
シロクジチュウム / 麻倉もも
作詞:安藤紗々
作曲・編曲:田中秀和
Guitar:堀崎翔
Bass:小林修己
Drums:髭白健
Programming:Aire
Other Instruments & Programming:田中秀和
拍子の数え方がわからなくなる仕掛けから始まり、曲展開も秀逸。
サビで静まる形はBeyond the Bottom以来かというくらい珍しい手法で、こんな形の表現方法もあるのかと、聴き手をおどろかせる楽曲でした。
TOKYO WATASHI COLLECTION / TINGS(青天国春(CV:鈴代紗弓)・玉城杏夏(CV:蟹沢萌子)・聖舞理王(CV:夏吉ゆうこ)・祇園寺雪音(CV:長谷川里桃)・伊藤紅葉(CV:中川梨花))
作詞:ヤマダヒロシ
作曲・編曲:宮野弦士
もうこの曲も語る必要なしの、聴いている人間すべてが幸せになれる曲です。
ベースもギターもドラムも、表情豊かでありながら、もちろん、ボーカルが一番でいる。これをアニソン業界で最も最大限表現できるのが宮野弦士さんなのではないかと思います。
チェンジアップ / ミシェルメルモ
作詞・作曲:メイソン=ハウス
Vocal:トヨシマモモエ
Keyboard & Arrangement:メイソン=ハウス
Bass:かわなべ
Drums:光物三昧
Alto Sax:mizuochi
Trombone:かに本パンダ
ミシェルメルモから。
私は、トヨシマモモエさんのボーカルを聴いちゃうと泣いてしまいます。壊れそうで壊れない声。
ミシェルメルモは詞も大好きで、あまのじゃくな自分との葛藤、理不尽な出来事との付き合い方など、題材も好きです。そしてそれを表現するためのメロディやコードのセンスが抜群です。大好きです。
トナリノサティ / 夜明けのワルツ
Vocal & Lyrics:嘴音杏
Piano & Compose & DTM:荒井亮介
Keyboard & Instrumental:松下福寿
Bass:桐沢輝
Drums:安倍弘樹
Rec:イナツグミチロウ
Mix&Mastering:向啓介
こちらも以前ブログで紹介しました。トナリノサティです。
とにかく緩急と曲の展開が秀逸で、一つの映画を見たような物語が詰まった曲です。
ボーカルの嘴音杏さんが曲が進むにつれて熱を込めた歌い方になるところが大好きポイント。
いつかライブに行きたい。絶対行きたい。
days ~キミだけがいない街~ / 東京女子流
作詞:AILI
作曲・サウンドプロデュース:宮野弦士
Bass:戸澤直希
Trumpet:長田明宏
Trombone:YOSHIO
Tenor Sax:SHUNSEI
Horn Recoding Engineer:コレナガタクロウ
今年、一番聴いた曲です。
飾らない良さというか。ただひたすらに音が良くて、素朴で普遍的な良さ。この良さを言葉で表現するのもどこか無粋な気もする、音の流れそのものを感じることが大事な音楽です。
履き慣れてない靴のままで / 上田麗奈
作詞:松井洋平
作曲・編曲:田中秀和
All Other Instruments & Programming:田中秀和
Guitar:堀崎翔
Bass:さと
最後は結局秀和さんです。
形を変えて、上田麗奈さんの魅力を引き出し続けて3作目。
前作のWalk on your sideはバンドとストリングスの美しさが映える楽曲でしたが、今回は、前回同様、さわやかな秀和バンドにプラスして、ブラスセクションが非常に大きい役割をはたしている珍しい楽曲でした。
そのブラスが担う役割も、ただ悲しいとか嬉しいとかそういうものではなく、哀愁とか、寂寥というようなぼんやりとして複数の感情が入り混じったようなものを表現していて、一聴するだけではわからず難解です。
私はこの粋な表現に音楽としての価値があると考え、2022年10選の最後としてふさわしいと思っています。
さいごに
最後まで読んでくださってありがとうございました。毎年のように、田中秀和氏の音楽をほめたたえるような記事になってしまいました。
しかし、彼は当面これまで活躍していた音楽シーンには帰ってこれないでしょう。むしろ、このまま永久に帰ってこないかもしれません。
このままではいろいろ憶測が飛び交うので、まずは、氏からの一連の騒動における声明を一刻も早くききたいです。氏はどう考え、どう行動していくつもりなのか、そういったところをしっかりと見届けたいです。
2023年は彼の新曲がないので、10選できるかわかりません。私の前に彼に変わるニュースターが現れることを願いながら過ごしていこうかなと思います。
ありがとうございました。