今聴いている音楽(2020年6月版①)
つゆい~り㌠。ど~でんです。
今回の楽曲の感想の部分は作詞、作編曲家情報を見ずに書いています。その後にしらべて情報を載せています。作家を意識せずに聴きたいので。
今回のプレイリストはこちら。
未来キュレーション / TrySail
作詞:KOUTAPAI
作曲・編曲:野村勇輔
麻倉もも・雨宮天・夏川椎菜のトライアングルガールズユニット、TrySailの楽曲。2015年「Youthful Dreamer」でデビュー。
言わずと知れたお見た目も大変すばらしい人気声優ユニットですが、知名度と裏腹に僕自身、トラセのことを全然知らなかったので、6月の初めにざっと聴いてみたところ、この曲に行きつきました。
ノリノリのミュージックなんですが、要所要所にブラスやピアノが散りばめられていて、少しジャズっぽい感じですが、アニソンお決まりの熱いギターソロ。
そして、ドラムがめちゃくちゃいい!!スネアの感じがめちゃくちゃ良い。演奏者誰ですか。。
曲名のキュレーション(curation)はまさにこのブログで僕がやっていることも当てはまるかな?たくさんの情報をうまくまとめて発信することを示します。図書館とか博物館のキュレーターから。
未来をキュレーションするということは、未来に向けて突っ走っていこうという思いが込められているのだと思います。「TrySail」にふさわしい曲だなと感じました。未来に光をともしてくれる元気づけてくれる曲です。
今年の4月くらいからかな?こういったオシャレな曲を入れた「おしゃれなアイドル・声優ミュージック」というプレイリストを作ってまして、これをどうにかして大きくしていきたいなと気持ちが大きくて、いろいろ追加しています。現在90曲くらいしかありませんが、気付いたら追加していきます。
春待ち風 / 牧野由依
作詞・作曲:tetsuhiko
編曲:河野伸
Acoustic Guitar:石成正人
Piano:牧野由依
Strings:弦一徹ストリングス
Recorded by 市川陽平(HAL STUDIO)・高山浩也(Sony Music Studios Tokyo)
Assisted by 込山拓哉(ONKIO HAUS)
Mixed by 三好敏彦(HAL STUDIO)
Recorded at ONKIO HAUS and Kioicho Studio
Mixed at HAL STUDIO
声優・アーティスト牧野由依さんの楽曲。牧野由依さんの曲はよいという情報をオタクからされまして、聴いてみたら良いですね~~~ってなって選びました。
なんて選んでいたところ、ご結婚のニュースが。牧野由依さん、ご結婚おめでとうございます。
牧野由依さんの声はとっても甘くて、「アーティスト」向きの声をしているなと思います。
春待ち風はハモリパートが多く、この曲の世界観を大きく作り上げているように思います。牧野さんの甘くとろけるような声と、バックで流れている水分を含んだような(???)しっとりとした(???)ストリングスやギターやピアノがうまく調和しています。丸い、やわらかい音なんですよね(伝われ)。
恋する私カラー / 安野希世乃
作詞:安野希世乃
作曲:戸嶋友祐
編曲:倉内達矢
ええ曲。。超ええ曲。安野希世乃さんは私の求めている曲調を理解してリリースしているに違いありません。
安野さんは特有の透き通る声が特徴。本当に透明。だからこそ、表情のつけ方が無限大で、おしゃれな曲も合うし最高のボーカリストです。
Aメロの楽しくワクワクするような気持ちが前に出た感じ。
サビの「恋する私パワー」のところはフランクな感じ。
最後のパートの「伝えたい 私から」は、まっすぐ透明な感じ。
一曲の引き出しがとんでもなく多い。これが安野クオリティ。
あと、言いたいのが、サビ前の「新しい世界」が本当に良いということ。ここだけで飯何倍もいける。この曲をこの曲たらしめるのは、間違いなくこの部分でしょう。グッと曲がしまります。
Flavor of lie / シンリズム
シンリズムさんは、ぼくの昨年の10選にも登場していました。RYUTistの「センシティブサイン」の作詞作曲編曲された方です。
ブラジルポップと位置付けたらいいのでしょうか。ブラジル要素のある曲は私の尊敬する作曲家さんである、田中秀和さんの曲で何曲か聴いてきて(イントロはLinaria Girlっぽいです)、なんとなくイメージが出来上がっているのですが、この曲もとってもおしゃれで楽しくて良い、、、
最近、ブラジル音楽を聴いているのですが、結構難しくて聴いていて大変なときがあるのですが、シンリズムさんの魔法のようなアレンジによってたいへん聴きやすいものになっていると思います。
ぼくのしーくれっと / 佃煮のりお & 犬山たまき
作詞:佃煮のりお
作曲・編曲:山本真央樹
いやああああ。。一聴して感動の嵐。イントロで即優勝。ブラスやストリングスの盛り上げ方、ブリブリのベース、最高。
pop'n musicに出てきそうなゲーソン風味が感じられます。
この曲は全部良くて、これを読んでくださっている方には、とりあえず全部聴いてくれって感じなんですが、一つ上げるとしたら、サビの入りで伴奏の音がなくなるところですかね。ここでめちゃくちゃ心を鷲掴みにされます。魅せ方が超絶上手い。
てがみ / 吉岡茉祐
作詞:吉岡茉祐
作曲・編曲:加藤裕介
この曲が入ったアルバム「Wake Up, Girls! Solo Collection -7 Stars-」2020年1月15日に配信サイトで発売、3月8日にサブスクでも配信。3月8日はWake Up, Girls!が最後のライブをした日であり、Wake Up, Girls!にとって特別な日として残っています。
最近いろんな曲を聴いていて、ふとWUGの曲に立ち返ることがあって聴いてみると、どれも良い曲ばかりで、もちろんそれには思い出補正とかいろんな補正がかかって聴こえてきているとは思うのですが、それをできる限り無くして聴いてみても、最強の曲ばかりなんですよね。
今回選んだのは、その中でも知名度はあまりない方だろうと思われる、てがみ。だけど、この曲めっちゃくちゃいいんですよ。みなさんに再評価していただきたい。
イントロの楽しかった昔を思い出すような爽やかなピアノ。そして、切ないストリングス。ストリングスは同じフレーズを演奏しているのですが、ベースが半音で下降していき、ワンフレーズ、ワンフレーズが全然違って聞こえてきます。仕掛けとしてはシンプルなんですが、こういった見せ方はとてもこういったまっすぐな曲と似合うと思います。
Aメロの吉岡さんの優しい心のこもった歌い出し。彼女の声は魂が宿っていると思います。ああ、吉岡さんの声が聴きたくなってきた。
Bメロは#IVからの下降が気持ちよく、わかりやすく切ない。サビ前は、「のばーしーてー」で音符も長く使われていて、歌詞のイメージ通りにメロが作られています。すっごく素直で純粋。
サビの頭、「届けたい」は跳躍が美しく、届けたいという気持ちが全面に表れています。伸びやかなボーカルをストリングスやコーラスが包み込み、ここまでの爽やかさ、清潔感あふれる曲はないのではと思います。
作詞は吉岡茉祐さん本人で、作編曲は加藤裕介さん。Wake Up, Girls!は各メンバーが企画、出演するソロイベントを2015年から2018年にかけて4回行っています。2017年、2018年にはソロイベント用に新曲を書きおろされ、各メンバーが作りたい曲の方向性を決めるという形で作られています。したがって、ソロイベント用の楽曲たちはメンバーらしさというものが詰め込まれていると思います。
〇あとがき
最後のてがみをご紹介したのは、このあとがきを書くためでもあります。ワグナーさんじゃない方には何言ってんねんっていう話ですが、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
昨日、6月15日はWUGの解散が発表された日からちょうど2年でした。解散発表の日はぼくの人生が変わった日でもありました。当時のぼくは、ライブに行くような人間ではありませんでした。WUGはもともと大好きでライブにもいつか行けたらいいなと思いつつも、踏ん切りがつかない状況でした。解散を知り、「いつか行けたら」という気持ちが「何が何でも行きたい」という気持ちに大きく変わりました。
ライブに行くことで声援も送れたし、WUGちゃんからたくさんの元気をもらいました。たくさん彼女たちの魅力を知ることができました。たくさん学んだこともありましたし、たくさんの方々とつながることができました。
今こうしてブログで気持ちを整理して文字におこしているのも、WUGのライブにいくことでいろんな人と出会い、たくさんの経験ができたからです。
たぶん、ライブに行かなかったらこんなに音楽を聴いていないし、ぜんぜん違う自分になっていただろうと思います。それくらい、解散発表が自分に及ぼした影響が大きかった。本音は解散せずにもっとWUGの曲を聴きたかった、みんながわちゃわちゃしている様子がもっと見たかった。ですが、始まりがあれば終わりもあります。WUGはそういった物事のはかなさを教えてくれたのかなとも思います。
SSAでの永野さんの「5年後,10年後でもいいからWUGってすごいユニットだってことを気付いてくれたら」という言葉がずっと頭の中にあります。
だから、今ぼくにできることは、Wake Up, Girls!の残したコンテンツを忘れないこと、そしてまだ知らない人に伝えることだと思っています。彼女たちから受け取った数々の恩をお返しすべく、ぼくはWUGの良さを伝えていきます。