ど~でんのブログ

良い曲を紹介します。

Wake Up, Girls! 徳島公演レポ

 

今回は、ぼくの推してやまない山下七海さんの徳島への凱旋公演。マチアソビでWUGは一出演者としてライブを行ったことはありますが、WUG単独での徳島での公演はこれが最初で最後の公演となります。また、熊本でのよっぴー、大阪でのまゆしぃ、長野でのみゅーちゃんのように、各地方にゆかりのあるメンバーが中心となって企画が行われるというのが恒例になっており、今回の徳島公演ではどんな企画が行われるのか全ワグナーが期待していました。そんな背景も頭にいれながら読んでいただくとうれしいです。

ここからはライブの始まりから終わりについて感じたことを綴っていきます。(セトリを知りたくない方は注意です)

(書いているとほとんど楽曲紹介みたいになってしまいました。もちろん徳島だけで起こったことで覚えているところは書いたんですけど、なかなか思い出せなくて。。それでも読んでいただける方はどうぞ。また、MCでの発言等、Twitterで回ってきたものも参考にさせていただいています)

 

 

 

あいちゃんとななみんのナレーションからスタート。

徳島色に染まる久海菜々美さんに林田藍里さんが振り回される内容。

「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」、「阿波踊りはいいよねー(ちょっとこのセリフは合ってるか怪しい)」などなど、山形出身の久海菜々美さんがなぜか徳島のことをやたらと知っていて、あいちゃんがその理由を聞くと、「中の人に教えてもらった」というメタ返答。また、徳島でのエピソードで、ななみんがトラとチーターを間違えた??(詳細を全然知らないですが…)という昔からのワグナーにしかわからないものも語られました。(このエピソードを知ってたワグナーは会場で数人しかいなかった(夜公演のMCで判明))

ここで、ぼくが強調したいのは、2人の掛け合いのうまさ。端的に言ってキャラ声がうまい。「久海菜々美」と「林田藍里」の2人による楽しい掛け合いでした(お二人の声がキュートで大好きです)。ライブの冒頭から、声優としてのWUGちゃんの成長も感じられるし、ライブは初めから大事にしていきましょう!

そしてそのあとは、大田邦良(CV:下野紘)さんのワグナーへの注意事項を兼ねた士気爆上げのナレーション。しかも毎公演で少しずつ違うところがあるんですよね。毎回、公演の開かれる地域に寄り添ったものが聴けます。ほんとうにありがたい。下野紘さん、ありがとうございます。そして下野さんとみんなでWake Up, Girls!のコールをし、1曲目が始まります(ナレ終盤で舞台袖のWUGちゃんの掛け声も聴けるし最高)。

 

M1. 少女交響曲

作詞:辛矢 凡  作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

キラキラキラキラキラから始まる(あの効果音の名前をだれか教えてください)イントロ。一発目からうおおおぉおおおぉとなる。あの感じたまりませんねぇ!イントロ初めはシルエットだけがわかる幕がかかってますが、バッと幕が下りると、WUGちゃんの姿が。ここだけでもエモい。衣装もここでわかります。今回はHOMEツアー PARTⅠの黒衣装でした!楽曲・パフォーマンスは圧巻なのは言わずもがな、コールも楽しい。テンションが上がります。最初を飾るにふさわしい曲だと思います。

 

M2. 素顔でKISS ME

作詞:只野菜摘  作曲:田中秀和(MONACA)  編曲:広川恵一(MONACA)

爆音で聴きたい曲No.1です。WUGちゃんの生歌は本当にうまいので、こういうピッチが外れるとあれ?ってなる曲も、安心。クールに決める曲はしっかりとピッチも完璧にクールに歌えていてさすがだなと。ぼくは素顔でKISS MEサビ選手権だったら、ぎーたかのみゅーさんの「嫉妬されるのもベビーフェイス」の歌い方が一位です。ラスサビも7人全員に歌唱が回ってきて、ほんとうまいことできてるなと楽曲構成的に思います。

挨拶とMC

(下手)みゆ(橙)→ななみ(紫)→みなみ(黄)→まゆ(赤)→あいり(青)→かや(緑)→よしの(水)(上手)

の順に並んでます。下手側から上手の順に挨拶がありますので、ペンライトを変えます。メンバーの挨拶が終わったら、そのメンバーの名前を呼ぶといいかも。みんな徳島には思い入れがあり、単独公演が行えることに喜んでいたのと、企画コーナーを楽しみにしていてというメッセージを受け取りました。また、WUGちゃんのうしろには、何体ものすだちくんが(徳島の特産すだちのキャラクター)スクリーンに映し出されています。そして3曲目が始まります。

 

M3(昼). 7 Girls War

作詞:辛矢 凡  作曲:神前 暁(MONACA)・田中秀和(MONACA)

編曲:田中秀和(MONACA)

自己紹介ソング!!神前さんらしいわかりやすいメロディー。誰もがすぐになじむことができるまっすぐな気持ちのいい曲です。メンバーもこれで完璧に覚えられるし、2番終わりからのギターソロからのオタクたちの気合の入り方が半端じゃない。。そしてまゆとよぴが交互に歌唱。この二人は曲のカギを握るソロパートで一段と輝く。特に、よっぴーの「かがやけーー」のところは鳥肌ものでした。

 

M3(夜). 7 Senses

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

MCでは、7のつく曲ということで紹介されてました(なぜかそこだけ覚えている)。これは、7 Girls Warに通じるような曲となっていて、それぞれのメンバーの名前をコールできて楽しい!2番の「誰かひとりが暴走しても進める準備してきたはずだ」のところのパフォーマンスが良い。あと、歌詞がエモいので毎回ラストで泣いてしまいます。

 

M4(昼). 言の葉 青葉

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:岡部啓一(MONACA)

ここまで3曲は激しい曲ばかりでしたが、ここでバラードを一つ挟みます。バラード系の曲は岡部啓一にお任せあれ!です。素直なメロディーを歌うWUGちゃんを包み込むようなピアノやフルート、トランペット、ホルン。美しいです。WUGグリーンを持ちながら、WUGちゃんの振り付けを真似るもよし、地蔵になるもよし。間奏の7人が「何か」を渡し、それぞれの動きをつけて、次のメンバーへと繋がり、最後にまゆしぃへと渡される展開は胸が熱くなります。そしてまゆしぃの美しい透き通った声で聴く「がんばってねと簡単に言えないよ」というフレーズ。あの瞬間は思い出しただけで涙ぐんでしまいます。詞にも注目すると、また違った世界が見えてくると思います。

 

M4(夜). 雫の冠

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:岡部啓一(MONACA)

こちらも言の葉 青葉と同様ゆったりとした曲。ライブ会場で聴く、サビのチェロがお腹に響いてくる。。こちらも間奏からラスサビにかけてバイオリンが涙腺を刺激してくる。「まだよく本当の意味沁みてなかった」というフレーズにもあるとおり、言葉って理解したつもりでも、後で考えると全然本当の意味をわかっていなかったということがよくあると思います。動画やラジオ、ライブでWUGちゃんから言葉をもらう機会が残り少なくなってきました。一つ一つの言葉に敏感になって意味をかみしめていきたいものです。

 

タイアップコーナー

ちょっとしたトークが挟まります。タイアップ曲は、僕らのフロンティア、恋で?愛で?暴君です!、One In A Billion、スキノスキルの4曲だけだと思っていましたが、今回はなんとあの曲が披露されるとは…

 

M5(昼). スキノスキル

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

フリが大好き。サビの「スキノスキル」のところの胸に手を当てて「スキル♪」ってやるところが可愛すぎます!!あそこだけでもチケット代回収できる。拍子もカチカチッとした4拍子ではなく、雰囲気がこれまでの楽曲と大きく変わるのも特徴。Cメロからラスサビにかけての盛り上がりもgood!

 

M5(夜).M6(昼). ハートライン

作詞:ミズノゲンキ  作曲・編曲:睦月周平

これ!!これ!!イントロきたときめちゃ驚きました!!!!アニュータタイアップという形で、タイアップコーナーでの披露。これはアニュータ限定配信楽曲で、もともとMay’nさんとのコラボのWake Up, May’n!名義での楽曲です。俗に言う、隠れた名曲です。ダンスはあいちゃんが考えたということでエモいし、サビの「With You」のとこが最高です(ライブ映像をご覧あれ)。睦月周平さんの曲はほんとにいい。MONACAのオタクとしてやらせてもらってますが、非MONACAの作曲家では睦月周平さんは好きな作曲家の上位に入ってきます(WUG曲は他にはありませんが)。

また、夜公演では5曲目にハートラインが来たのでさらに驚きました(昼公演で5曲目がスキノスキル、6曲目がハートラインの順だったので)。次何が来るんだとわっくわくが止まりませんでした。

 

M6(夜). One In A Billion

作詞:藤林聖子  作曲:渡辺未来  編曲:R・O・N

この曲は異世界食堂のOPとしてハートラインと同様Wake Up, May’n!による楽曲です。May’nさんパートは高音で力強く歌わないといけませんが、WUGちゃんバージョンも、うまかった。しかもBPMも高く、WUGちゃんもめちゃくちゃ疲れる曲だと思いますが、歌唱もよく、コールも相まって完璧でした。

 

MC

ここでハートラインがタイアップコーナーで選ばれた理由が語られました。3次元(ユニットとして)のWUGがとしての活動を振り返ることができるいいコーナーです。アニメに寄り添った曲だけでなく、ほかの作品へのタイアップ曲も神曲ばかりで、楽曲に恵まれているなということがよくわかります。

企画コーナー

きたきたきたきた!!!ほんと山下七海さんは何をするのか予想できなくて、WUGちゃんが出演してるラジオなどでななみんワールドが繰り広げられるということだけ耳にしていたので、一番楽しみにしてたコーナーでした。MCは短めで、とりあえず6人がはけて、ななみんだけ舞台に残りました。そして、ななみんワールドが始まるのです。

 

M7. オオカミとピアノ

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

最初のベース(ドゥ↓ーーーン↑)で確信!個人的に初めてのオオカミとピアノだったので超絶うれしかったです。この曲はなんといってもコールが多い。そして山下七海さんのかわいらしいダンスと、会場のみんなでシャンシャンできる歌詞、2番後のセリフゾーン、おしゃれなブラス。非の打ちどころがないとはこのこと。

昼公演では、セリフパートで、まさかの宿命の恋人すだちくんが登場。「真っ赤なあーなたーのマント」をひらひらとはためかせるすだちくん。会場どよめく。ラスサビにはステージの上段から6人が登場してみんなで歌うオオカミとピアノ。エモエモのエモ。こうやってソロ曲をみんなで歌っちゃうパターンにぼくは弱いことに気づかされました。

夜公演では、1番サビで座って歌い始め(ここで昼と違うことしてくるのかなと思い始める)、サビ終わりで「甘く心酔わす~ほほえみよ~~ぉぉぉぉ…zzz」と寝始める(!?)。

そこまでは予想してなかった!!!!ななみさんに一本とられました。

そして2番に入ると、6人がパートごとに1人ずつ登場。(かやたんは、この曲で一番好きなおーばけっのところが歌えて良かったと言ってました)

そして2番が終わるところでちょうどななみんは目覚め始めます。すだちくんがくるのかなあと思いきや、赤いマントをつけたまゆしぃ(いけしぃ)がでななみを迎える。そしてつないだ手にチュー(吉岡さん曰く、ななみんワールドの影響でチューに至ったそう)。ぼくは尊さやらなんやらで発狂してしまった。

 

M8(昼). 千と二百の物語(short) by 全員&すだちくん

歌:TEAM OHENRO  作詞・作曲:鹿島公行  編曲:宮下卓也

元々はTEAM OHENRO(めぐみ(CV:高野麻里佳)、まお(CV:山下七海)、ちわ(CV:江原裕理))による楽曲。ぼくも全くといっていいほど知らないコンテンツだったのですが、お遍路はご存知の通り、四国八十八箇所巡礼のことで、地域密着型のコンテンツとなっています。2014年春にアニメが放映されたということで、WUGが始まった初期に山下さんが演じたものとなっています。楽曲は「歩く歩く♪巡る巡る♪」のリズム感が気持ちよいです。どんどん歩みを進めていく、少女たちの気持ちが素直に表れた曲となっています。そんな地域に根ざした地元が舞台の作品を担当できてななみん自身も思い入れが深かったのかなと思います。

 

M8(夜). ワグ・ズーズー(ショートバージョン)by 全員&すだちくん

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:高橋邦幸(MONACA)

衝撃!確か、夜の初めのMCで吉岡さんが「わんさか」というワードを言っていましたが、まさかやるとは思ってませんでした。作曲は海そしてシャッター通り高橋邦幸さん(愛称はクニタック)。同じ人間が書いてるとは思えない幅の広さ。ぼくはこの曲はめっちゃでたらめな曲なんだけど、なぜか統一感があって、7人そろって出演するWUGちゃんの生放送を見てるときと同じ感覚になります(意味わからんかもしれんけど伝わってくれ…)。サビのフリは会場のみんなでやることができて、これもまた楽しい。

 

M9. ここにしかない徳島 (福富弥生) by 山下七海

企画コーナーの最後はこれでしまりました。徳島出身のシンガーソングライター、福富弥生さんの曲となっていて、徳島の自然、あたたかさを感じ取れる素晴らしい曲となっています。福富弥生さんは、「ここにしかないラジオ」というラジオ番組もやっておられるそうで、徳島を愛する方だということがよくわかります。ななみんも福富弥生さんと同じく、徳島を愛する一徳島県人として遠くから集まったワグナーに向けて歌ったのだと思います。山下さん、徳島大好きになりましたよ!

 

そしてツアーPart3から恒例の本日のプリンセスの映像が流れます(いったんワグナー座る)。あの映像の裏で流れている音楽を覚えてしまいそうなんですが、ベースがバリバリ響いてくるし、ピアノもストリングスも美しかった。

今回のプリンセスはもちろん、山下七海さん。6人から直筆のメッセージが前のスクリーンに映し出されます。このメッセージはぜひライブブルーレイに残してほしい。本当にエモい。かやたんの字が最高。みにゃみの「み」の書き方が好き。ほかにもいろいろありますが、今回は青山さんからのメッセージで泣いた。「非オタのななみんと同じグループになったときはどうなるかと思ったけど、ななみは努力して、この業界で頑張り続けていた。これからのななみの将来は明るい」といった内容のメッセージでした。やっぱり、メンバーのことを一番知っているのは、共に苦楽を味わってきた他のメンバーであると思います。そんなメンバーからのメッセージは本当に重いものだと思います。言葉を大事にしてきたWUGちゃんだからこそ、送られるメッセージもたくさんの意味を持ってきます。

 

M10. HIGAWARI PRINCESS <PRINCESS NANAMI ver.>

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:広川恵一(MONACA)

MEMORIAL衣装で登場しました。イントロはプリンセスのソロから始まるのでうれしい。この曲は、おしゃれ、あんど、おしゃれ。ってかこの曲のinstrumentalバージョンありましたっけ??あったら切実に欲しい。

パフォーマンスはメンバー全員がふわふわな(?)傘を持ってプリンセスだけはピンク、他6人は白い傘を持って踊ります。6人それぞれがプリンセスをエスコートする感じで、曲が進んでいきます。2番の終わりからの6人→プリンセス→6人→プリンセスの掛け合いは至高。6人が上手側手前、プリンセスが下手の上段にいて、ブレードを交互に向けるのは、壮観です。この曲は終始早すぎず、遅すぎないテンポなのも落ち着いた雰囲気でいいのかもしれません。

 

M11. 16歳のアガペー

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:広川恵一(MONACA)

まゆしぃのイントロで大勢のワグナーが崩れてしまい視界から消えるというワグナーキラーソング。みんなフリを覚えすぎなくらい覚えてて初めて現場行ったときびっくりした記憶があります。推しの名前を叫ぶところ、「おれもーー」って叫ぶところ、WUGちゃんのかわいらしさが余すことなく詰まった曲です。ぼくは「もーし、傷ついて~」のところから入る広川さんのベースで跳ねてしまうクセをやめたいです(やめられない)。

 

MC

ワグナーの興奮が冷めやらないので、少しリラックスするようななみさんの合図で深呼吸をするのですが、吸ってと吐いてを間違えてワグナーが死んじゃいそうになるアクシデントも発生。そんなこんなもありながら新曲コーナーへと移ります。

 

M12. 海そしてシャッター通り

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:高橋邦幸(MONACA)

まゆしぃのソロから始まるこの曲。歌唱の難易度はトップクラスだと思います。Instrumentalバージョンで、イントロを自分で歌ってみてください。「シャッターどおりを~」の「を」のところでピアノがぴったりはまりましたか??イヤモニで拍は数えてあるんだとは思うんですけど、それにしてもうますぎる。吉岡さんは歌唱に目が行きがちですが、リズム感がピカイチだと思うんです。この前のヨナヨナを見てて、思ったんですよね。しかも今回の夜に行ったオオカミとピアノのセリフ部分はまゆしぃも歌ってたんですが、うまかったんですよね。

歌唱については、やはり2番後の吉岡さんの「リボンで~」のところでしょうか。声が透明でした。彼女はこれからも歌を歌いつづけ、伝えていくべきだと思います。続く、「懐かしい愛おしい私の街」という言葉は直接的な表現で誰もがうるっとくるのではないでしょうか。

で、この曲については楽器がいい味を出してるんですよね。歌についてボーカルに最も意識して聴く人が大半だと思うんですけど、この曲は間奏に劇伴で使われていた部分を使っており、フルートや美しいストリングスが聴けるところが本当に良い。WUGは単に明るい曲だけではなく、こういうメッセージ性の強い曲を自分のものにできる点がすごい。僕は長野公演にはいかなかったので、初めて海そしてシャッター通りを聴いたのですが、終始涙が止まりませんでした。だけど、その涙は悲しい感情ではなく、震災復興を後押しする存在としてのWUGがここまで難しい曲をものにし、私たちに聴かせてくれることに感動したことによる涙なのかなと思います。ぼくは何回もこの曲は、「あたたかい」という言葉が非常にしっくりくるとツイートさせていただいています。悲しい歌詞、緊張したコードも鳴っているんだけど、最終的にはあたたかいんです。そして「そっと眠って」というやさしい言葉。最後は時計の針が動く光の演出。時間とともに復興が進むのだが、昔のかけがえない思い出や、災害の経験も決して忘れてはいけないというメッセージだと、ぼくはそう受け取りました。もっともっといろんな思いがこの曲には込められていると思います。もう一度、この曲を聴いて込められた意味を考えてみるのもおもしろいと思います。

 

 

続くMCでラストスパートと伝えられ一同「えーーーーーーーーーーーーーーーー」って言う。

 

M13. Beyond the Bottom

作詞:辛矢 凡  作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

ブレードを白に変える。アップテンポ×美しい曲。サビへの盛り上げ方が尋常じゃない。1番は静かなサビ初め、2回し目からドラムが入る。2番サビ終わりから途切れず入る、山下さんの「未来の永遠さに~」のパートにつなぐための布石なのか、2番サビは初めからドラムがバリバリ入る。ここの山下さんは美しすぎる。「抱きしめる~」からの堀崎翔さんのギターソロはめちゃくちゃかっこいい。また、この曲、この間奏までコールがないのが理由なのか、オタクの声がでかいのが特徴。ぼくももちろん声をあげた。

そしてラスサビの「祈りささげるよ」のところの奥野さんは、女神であるということだけ伝えさせてください。ここだけでもライブにいく意味がある。

 

M14. タチアガレ!

作詞:辛矢 凡  作曲・編曲:神前 暁(MONACA)

WUGのはじめの曲。披露回数も一番多いと思います。A,Bメロは暗いんですが、サビの「Wake Up!」でパッと開けます。Cメロで「タチアガレ~~~!」とWUGちゃんと一緒に叫べるところも大好きです。これがはじめの曲でよかったと何度思ったことか。神前さんはほんとうにすごい作曲家さんです。はじめの曲を任されるというのは難しいことだと思います。最初の曲ってそのグループのだいたいの方向性を決めてしまいかねないんですよね。この曲はやっぱりWUGらしいってなるし、タチアガレを聴いてワグナーになった人も多いと思います。

 

M15. TUNAGO

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:広川恵一(MONACA)

東北六県に思いを込めて作られた歌。広川さんのバラード曲は珍しいです。サビのフリは覚えてくると楽しむことができます。ラスサビには、7人がそれぞれの歌詞を歌い、手を伸ばすところがありますが、夜公演のMCで高木さんが、「その部分で誰推しかがわかる」と言ってました。オタクのみんな、WUGちゃんから見られてますよ!!

そしてこの曲は「TUNAGO」という歌唱でアウトロの演奏もなく終わります。意識せずとも自然と拍手を送りたくなります。

 

そして15曲が終わり、WUGちゃんたちがステージからはけます。

アンコールで「Wake Up, Girls!」と叫びます。叫びたくなったときに叫ぼう!この間に休むのも大事だと思います!

 

EN1. Polaris

作詞:Wake Up, Girls!(吉岡茉祐永野愛理、田中美海青山吉能山下七海奥野香耶高木美佑)

作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

作詞はWake Up, Girls!というそれだけでも十二分にエモい曲。この曲はHIGAWARI PRINCESSと同じくらいのミドルテンポの曲ですが、メッセージ性を持つすごい曲です。だいたい、言葉の力が強い曲というのは、バラード系のゆったりとした曲が多いですが、このPolarisだけは違います。歌詞が心に入ってくる。すべての言葉に意味があって、心がこもっている。WUGちゃんの表情も好き。ぼくは1番サビ前、田中さんの「確かに光る星たちのパレード一番星めがけ駆け出そう」、2番サビ前、高木さんの「確かめるように鳴らすファンファーレ再びリズムが飛び跳ねる」の部分が最も好きです。それらのパートに入るまでの歌詞がめちゃくちゃ暗いんです。だからこそ、これらの二人の突き抜けるように明るい歌詞に感動してしまうのです(2次元WUGの2人のキャラのイメージと合致するかな)。

そして、落ちサビのまゆしぃソロ。赤に変わる瞬間は美しい。「ココロから憧れた世界 満天の星空になる日まで」という歌詞は今回のSSAの件を考えると、涙があふれてくる…。そして最後に会場一体となって「ラララ…」で大団円。WUGちゃん、本当に幸せそうな顔してるんですよ。WUGってそういうことだよなぁ。

 

EN2. 地下鉄ラビリンス

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:広川恵一(MONACA)

今回なんかやたらまゆしぃさんが笑ってたように思えます。夜公演は結構前の席を引かせていただいたので、表情とかいろいろ見ることができたんですけど、各メンバーマイクが入らないところでいろいろやってるんだなと気付きました。みゅーさんとよしのさんは特に多いイメージでした。

この曲も展開がどんどん変わって振り回されるような感じです。がんばってついてこー!ラップ部分では、各メンバーが客席まで下りてきてくれます。通路側は数十センチしかないです。みんなでラップするのも超絶楽しいです。また、一番の「満員電車それは人生の~」のとこで、みんなで満員電車に乗るのがおもしろい()。

 

そしてMC。いろいろな告知がありましたが、SSAのホームページとロゴが発表されました!そのことをWUGちゃんの口から聞けたのが良かった。ロゴを考えてくださった方がうまく意見をまとめてくださったようです。高木さんが「ロゴ上方の7つの足跡が、思わせぶり」的なことを言ってて、その発言がなんか商売的な言い方だと突っ込まれてましたwこういうところが好きなんですよね。アドリブから生まれる笑いというか。こういうときは、だいたいあいちゃんがうまいことまとめてくれて、ちゃんあい先生の偉大さを感じることができました。

昼の部は各メンバーの挨拶は最初の挨拶の順と同じだったのですが、夜の部は山下さんが最後に挨拶を行いました(もしかしたら最後のMCでの発言ではなかったかもしれませんがある程度まとめてみました)。

高木さんは「ななみんワールドだからか、歌の調子もよかった。この調子で次の公演に進んでいきたい」

周りからも「今日のみゅーは発言もキレッキレ」ともいわれていて、それな!ってなった。

田中さんは「いつもはライブ始まる前、緊張でオエーーってなるけど、徳島だからか、今回はそうならずに、ライブができた」

オエーーっていうのがみなみらしい言い回し。

吉岡さん「今回の公演はリラックスして歌えて、不思議な感覚。オオカミとピアノではプリンス役ができてよかった。赤でよかった。歌詞を書いてくれた方に感謝」

ぼくたちも不思議な感覚がありました。オオカミとピアノの作詞は只野菜摘さんですよ!まゆしぃさんはほんと今回お歌がうまかったです。

永野さん「みんなライブのために徳島に来たんだけど、それ以外にも徳島のおいしいごはんを食べたり、観光したりするっていいこと」

ぼくは共感で頷きすぎて首がもげそうでした。正直、徳島は大都会ではない。だけど徳島には徳島の良さがあって、実際何百人のワグナーが次の日眉山に行ったり、徳島ラーメンを食べたり(完売した店もあったとか)、阿波尾鶏を食べたりして徳島を大好きになって地元に帰っていった。ライブだけにとどまらないWUGがもたらす効果は計り知れないなと思いました。

奥野さん「私はななみと同じようにワールドを持つけど、ななみのワールドはみんなが全員幸せになる、誰も傷つかない世界で…私のワールドが誰かを傷つけてるみたいになるけど(笑)…でもみんなそういうところが好きなんだよね」

一同爆笑&共感

青山さん「『今日の徳島は晴れているからななみんは元気そうだな』とか『神奈川は今日も雨か…』って思うように、それぞれの土地がただならぬ土地になったっていうか。徳島って言ったらななみんが頭によぎるようになったし。ななみんは徳島が生んだ神、そんなななみんに会えて幸せ。ななみんを生んでくれた家族の方、ありがとうございます」

天気の下りはオタク特有の早口だったのでポイント2倍だった。

山下さん「こうやって徳島の地で公演を行えることはうれしい。東京だとテンポが自分には早すぎることもあるけど、この徳島の公演で、このままでいいってことを感じられた」

そのままでいてくれ!!!ななみん!!!めちゃ感動した。

そして無理やりみにゃみが「笑顔」をという言葉を拾い始め、あのフォーメーションに。みにゃみが最後はかなりあおってくれた。そのとき、メンバーは向こうを向いているので、見返り美人的な感じでぼくたちの反応を見ていてくれた。

 

EN3. 極上スマイル

作詞:只野菜摘  作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

やっぱりコールが楽しい曲は最高だなと思う次第です。WUGちゃんの極上の笑顔が見られる。それを見てオタクたちも笑顔。みんな笑顔。あんな幸せな空間はないと思います。ラスサビで銀テが舞う。圧巻でした。海はひーろいー(ひーろいー)、山もすーごいー(すーごいー)とか、素敵な野菜もとーれるー(豊作豊作!)とかほんっとにあほ(褒め言葉)で大好き。なんかつらい時も極上の笑顔で上書きしちゃいましょう!

 

そして最後に7人そろってお辞儀。ぼくらは目いっぱい拍手と歓声を送る。ありがとう、WUGちゃん!ななみんワールド最高だった!!こんな素晴らしいパフォーマンスをしてくれたのだから、ぼくからも最大の感謝を送りたいと思いました。

WUGちゃんたちがはけた後も拍手を送り続けるワグナーもたくさんいて、うんうん、そういうことだよなと思っていると映像が入ってきました。毎公演行われています。

名演してくれたすだちくんとWUGちゃんたちがたわむれる映像。そしてまとめの言葉。裏には海そしてシャッター通りのオルゴールバージョンが流れていました(それだけでも十分エモいので音源化希望)。まゆしぃはすだちくんの後ろからマントをひらひらさせてて一笑い。最後にもう一度挨拶。無事に公演は終了。

 

 

ということで、今回の記事の文字数を数えると、12000文字以上になってました(大学のレポートをそれくらいちゃんと書け)。ここまで読んでくださった方はいるかわからないですが、もし、いらっしゃったらありがとうございます。ぼくが次向かうのはSSAとなっていて次が本当にラストになっています。愛知や仙台の公演に行かれる方、WUGちゃんと過ごせる一瞬一瞬を大切にしていただけると一ワグナーとしてうれしい限りです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。