土曜日のフライトに関するメモ
この記事は、声優ユニット、Wake Up, Girls!(WUG)の土曜日のフライトという曲に関してのメモのようなものです。同時にリリースされたその他3曲については、あまり書いていません。とにかく思ってることとか関連する情報を集めただけの記事です。
4曲の全体について調べたい方は、インタビュー記事、WUGちゃんのブログなどを参照するとわかりやすいと思います。
一応目次を用意しましたが、特に意味はないかも
土曜日のフライトができた経緯
2018年6月15日、突然WUGが解散することが発表された。
当時の自分はWUG用のTwitterアカウント(まさしく今活動してるアカウントなのだが)を作るくらいには好きで、曲もラジオもよく聴いていた。それなりにショックだった。これまでアイドルを応援したことはあったが、解散の瞬間を目の当たりにするのは初めてであったからである。
解散発表の日は、聖地の一つである匂当台公園に集まったワグナーもいるそうだ。古くから応援し、たくさんのイベントに参加していたワグナーにとって、突然の解散発表は私以上にとんでもないショックだったはず(あの日のTwitterのタイムラインはよく覚えている)。
当時は年をまたいで行う大規模な5thライブツアーの発表をしており、まだまだ活動するつもりだと私の目からは見えていた。しかし、解散発表によってそのライブツアーはラストツアーと変わったのであった。
そこで、ラストを飾る4曲が作られるということが発表された。
そしてその中の一曲に、土曜日のフライトが入っているのである。
大阪公演
解散発表後、在宅派だった私はどうしてもライブに行かないといけないと思い、10月の大阪公演に参加した。めっっっちゃくちゃ良かった。とんでもなかった。ライブ後、WUGを知らない友達にライブの話を延々としてた。それくらい、ぼくにとっては大きい出来事だった。
そして、その公演において新曲4曲のクリエイターの発表という、超重要発表が行われたのである。作曲家まで注目しているワグナーは少数であるとは思うが、発表時とりあえず盛り上がってたのは確かである。そして、面白いのが、曲名を発表せずにクリエイターのみを発表した、ということである。さすがクリエイター思いの最強ユニットだと誇りに思った記憶がある。
土曜日のフライト初披露
2019年1月12日の大阪公演だった。
関係者席に、田中秀和さんがいた。
「これは…」と思いながら、新曲が披露される。
「新曲を歌います。…土曜日のフライト」
正直、初披露時は、彼女の本当の力を出し切れていなかったように思う。
私も曲の調子を覚えることに全集中を研ぎ澄ましていたため(これは今では後悔してる)、WUGちゃんの表情までは深く観察できてはいなかったが、慣れないパフォーマンスであったということは十分にわかった。
初めて聴いたイメージは、詞の押韻くらいしか残らなかった。あとはわからなさすぎてずっと????????だった。この曲をどう受け止めればよいのか、クラップしたら良いのか、何を示したものなのか。只野菜摘と田中秀和とWUGは何を残したのか。
今では時間が経ち、音楽をもう一度見つめ直すことができ、さらにクリエイター側の土曜日のフライトにかける想いを知ったため、それなりに解釈はできているが、あの曲をすぐに咀嚼して飲み込むのは不可能だと思う。仕方がない。
曲にまつわる記事や、ツイートをまとめてみる
〇只野菜摘さんのツイート
さいたまスーパーアリーナ。上の方までいっぱいのお客さま。「夢ってかなうんだね」って言葉をまた聴いた。アンコールのTUNAGOのあと、かげながらでも自分にできることはもうないのだと思った。土曜日のフライトの「忘れないで でも上手に忘れて」進もう。それがWUGちゃんワグナーさんとの約束だから。 pic.twitter.com/B8t7OWFRkh
— 只野菜摘 (@tadanonatsu) 2019年3月9日
只野さんは、新曲4曲のすべての歌詞、これまでのWUG楽曲のほとんどの歌詞を担当しているため、WUGの音楽の世界感を作り上げる役割を果たしてきたといえる。歌詞以外にも4曲の曲順など、さまざまな面でWUGの音楽に携わった方。従って、土曜日のフライトにだけ思いが深いというわけではないため、ここであげられる資料は少ないが、印象深い言葉といえば、やはり「忘れないで でも上手に忘れて」
どうなのだろう、こうやって人の目につくような形で文章を残している私は、上手に忘れているのだろうか。ずっとこの言葉については答えが出せていない。
〇田中秀和さんのツイート
【告知】1/23発売『Wake Up, Best! MEMORIAL』収録のWake Up, Girls!さん新曲「土曜日のフライト」作曲・編曲を田中秀和が担当させていただきました。試聴が始まっておりますのでぜひ聴いてみてください。覚悟の歌です。 #WUG_JP
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2019年1月15日
土曜日のフライト / Wake Up, Girls! https://t.co/zowDKK2qbY
覚悟の歌。
これに関連した、ボーカルディレクションのお話。
山下 しかも田中さんが「余裕なさすぎる感じで歌うとダサい曲になっちゃう」と仰っていて。だから「必死すぎない感じで歌ってほしい」と言われました。
高木 そっか。私はけっこう「不安な気持ちを出して」と言われた気がする。
山下 歌う箇所によって違う気がする。全体的に不安な気持ちを押し出しすぎると、この曲の意味が違ってくるというか。
田中 不安がだんだんと決意に変わっていくということを、すごく言っていたかな。
→不安がだんだんと決意に変わるように、音楽の経過に従って歌い方を変えている。はじめのWUGちゃんの曲では考えられないような、大変高度なボーカルディレクションであったと考えられる。
〇ハモりの話
M21『土曜日のフライト』では、実はインターのハモリをまゆしぃと担当していたり。
一番と二番だと少しだけ、ハモのメロディが違うんです。
そういう少しの変化が、私たちにたくさんの想いを生む。
私たちの感情が見透かされたような歌詞。
今のWUGのための歌でした。
秀和さんはこのブログをリツイートした後、このツイートを残した。
「土曜日のフライトのハモのラインが一番と二番とで少しだけ違っていてそういう少しの変化が私たちにたくさんの想いを生む」って本質を突き過ぎている。僕が目指したことそのものだし時間芸術である音楽一般に敷衍出来る捉え方で、本当に音楽的な勘所が良い人なんだなあと最後まで驚かされました。
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2019年3月9日
秀和さんが心の中で抱いていた部分をよっぴーが代弁した感じなのだろうか。これほどにまで作曲家の工夫を読み取り、理解して歌うという作家と歌い手の関係性はなかなかないものだと思う。
秀和さんにこれほどの賛辞を言わしめたよっぴーにはぜひ、音楽の話をするイベントをやっていただきたい。
また、秀和さんとよっぴーに関連して、秀和さんは、WUGの1stキャラソンでよっぴーには「ステラ・ドライブ」を書いている。元々よっぴーは合唱部出身で、歌唱力を売りにしていたこともあって、かなり重厚なコーラスが入った曲である。
「ステラ・ドライブ」の"ダブルシャープとかがある真っ黒なコーラス譜"(青山さん談)というのがこちらです(°_°)青山さんは譜読みもはやく耳も良く、とてもスムーズに録れたことが印象的でした。http://t.co/icoIbqh47J pic.twitter.com/xibz2xx3XQ
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2014年12月4日
画像の譜面を見る限り、4声のコーラスを録ったようで、初めてのキャラソンにしてはかなり難易度の高いボーカル録りであったはず。
また、
さっき知ったんですが、品川ステラボールってユーミンが名付けたらしいですね。実はWUG!よっぴーキャラソン「ステラ・ドライブ」の作曲は個人的にユーミンを意識したところがあるんですが、只野さんマジックでWUG!初の単独イベントとそのあたりの文脈が繋がって鳥肌モノでした*1
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2015年3月21日
ステラ・ドライブは、ユーミン意識だという。アニソン離れした落ち着いた曲という点で、土曜日のフライトと似た系統の曲であるともいえる。
〇先の時代を生きる人々にも…
TOKYO FMの『高橋みなみの「これから、何する?」』の「AORレジェンド マイケル・マクドナルド がJ-POPに及ぼした影響」という回で、土曜日のフライトが紹介されたときのツイート。
「土曜日のフライト」をマイケルマクドナルドのような時代を超えるポップスのその支流に乗せようとしたのは、ずっと色褪せない音楽を作ることでWUG!が終わったあとのメンバーやワグナーさんの人生に寄り添うものにしたかったし、先の時代を生きる人々にもいつかWUG!の存在を知ってほしかったからでした
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2020年2月12日
そのラジオで同時に紹介された曲は以下の通り。
Steal Away / Robbie Dupree
サーフ天国、スキー天国 / 松任谷由実
RUSH HOUR / 角松敏生
だいすき / 岡村靖幸
非ゼロ和ゲーム / KIRINJI
先ほどステラ・ドライブでユーミン意識というツイートを紹介したが、ここにも名前が挙がっている。もしかしたら、秀和さんはサーフ天国、スキー天国を意識したのかもしれない。
また、ツイートの「ずっと色褪せない音楽を作る」「先の時代を生きる人々にもいつかWUG!の存在を知ってほしかったから」という部分に関連して、
秀和さんは、先日の配信で「自分の作る音楽が自分が死んだ後に気付いて聴いて良いと思ってもらえるような音楽を作りたい」というコメントをしている。これはWUGにも通じるものであると考えられる。
下の動画の8:49~や、11:36~において、秀和さんの気持ちを感じ取れる。
また、あいちゃんはこんなコメントをしており、秀和さんと近い考えを持っていると考えられる。
永野 なんですけど、意気込みを言うとしたら、やっぱり後悔はしたくないし、その瞬間はいましかない。戻ってこようと思っても戻ってこられない瞬間なので、全力で楽しんで。思い出とか歴史はいつまでも受け継がれると思うし、だからこそ教科書で私たちも学んだりするじゃないですか。そういうふうに後々「こんなすごいユニットいたらしいよ」って、思ってもらえるような1日にしたいと思っています。
→ラストライブかな、そのときにもこの言葉を生で聞いた記憶がある。この言葉と「WUGを見つけてくれてありがとう」という言葉が印象に残っている。
〇曲の構成について
より、
吉岡 ぜひ、皆さんの頭の片隅に置いておいてほしいのが、サビだと思われるところがじつはサビじゃないんです。
→これは当時衝撃を受けた。曲名を歌うあのパートがサビだと思っていた。しかし、実際のサビは矢継ぎ早にそれぞれが歌うパートであり、サビだと思っていたパートがInter(つなぎ目)のパートだった。
音楽理論の話になるが、この理論でいくと、ラスト(3:44)の#IVm7-5から始まる強烈なパートもInterパートということになる。つまり、3:44に向かう田中美海さんの「緊張していた」がサビの終わりなのである。
またこれに関して、
3月8日だから言える
— 田中秀和/Hidekazu Tanaka (@MONACA_tanaka) 2020年3月7日
というわけでもないのですが
最後に書き下ろさせていただいた「土曜日のフライト」にはワンコーラスのデモが存在せず、最初からフルサイズの音楽として作られました。どこがBメロでどこがサビで、というよりも、一曲を通して曲想が展開していくような音楽を目指しました。#WUG_SSA
このツイートを見ると、そもそもサビと名付けることは本当に正しいのかということになってきた。
大体の曲はIntro→1Aメロ→1Bメロ→1サビ(1Cメロ)→Inter→2Aメロ→2Bメロ→2サビ(2Cメロ)→Inter→Dメロ→ラスサビ→アウトロの曲構成である。
一曲を通して曲想が展開していくというだけで、その中で偶然的にサビ(Cメロ)の位置に来たのがWUGちゃんの言う、サビのパートだと考える。そして、私がサビだと思っていた「土曜日のフライト~」の部分は、サビの次のブロックだから、偶然、Interとなったのではないか。
〇WUGちゃんの土曜日のフライトに対する印象とか
より。
奥野 田中さんには、『土曜日のフライト』でWUGの解散に向けての不安な気持ちとかを全面に出してほしいと言われました。それに「ワグナーさんも寂しい気持ちとか、WUGちゃんたちが解散しちゃうという気持ちに寄り添えるような曲を書きたかった」と、レコーディングのときに教えてくださって。歌詞も、インタビューを受けたわけでもないのに「いつの間にか私たちインタビューされていました?」みたいな感じで、私たちの気持ちを代弁してくれるものになっていました。
→只野菜摘さんと田中秀和さんはWUGちゃんのことを愛しているからこそWUGちゃんの気持ちを代弁するような言葉選び、ディレクションを行った。それが、応援してきたワグナーにも伝わると信じていたのだろう。私はこの曲を何回聴き返して何回解散について考えただろうか。
永野 いちばんみんなの声が一致していない曲かも。だからこそ、みんなで歌うところがサビじゃない。
吉岡 田中先生も最後の歌詞割りをギリギリまで悩んだと言っていましたね。私たちも完成品を聞いて、ここが自分になったんだってわかったぐらい。
青山 私、もともと担当じゃないところになった。
吉岡 私も。私はよっぴーが歌っているところを、最初は割り振られていた。
永野 踊っていても、みんなといっしょに踊っている感じがいちばんしない。
→どの録音を使うか迷う、というのならわかるが、どの歌詞割りを使うか迷うというのはあまり聴いたことがない。苦悩の上の歌詞割りだったことがわかる。
より。
高木 “でも上手に忘れてー”って。なんかもうね。すごいよね。“忘れーないでー”からの一連の流れがけっこうグッとくるよね。
田中 曲もこのあたりで激しくなるしね。私はレコーディングのときに「めっちゃ感情を入れて歌ってください」と言われました。“土曜日のフライト”の部分はわりとフラット。1番はとくに。
高木 1番は裏の音も違うしね。
田中 わりと静かめにというか、希望溢れる感じでは歌わずに。むしろ内に抱え込むような感じで歌っていて。よっぴーの歌い出しのところからだんだん激しくなっていって。
→みゅーちゃんも裏の音に言及。ちなみに、2回目の方が不安定なハモり方をしている。
みにゃみは曲の中でも「緊張していた~」のロングトーンを歌っているということもあり、かなり感情の入る部分を担当している。
なんでこんなに感動する曲なんだろう
曲を解釈する一つの方法としてその曲が生まれた経緯を知るという方法があると思う。解釈を通じて、感動の理由を探る。
その経緯を、音楽的な面と非音楽的な面に大きく分けて考えてみる。
音楽的な面では、作家の音楽的な背景を考える。田中秀和さんは、さまざまなジャンルの音楽を作っている。彼が影響を受けた音楽家として、彼の師匠である神前暁(アニソン)、the band apart(ロック)、音楽ジャンルとして、ブラジル音楽、ディスコファンク(モー娘。系統)、ケルト音楽、渋谷系が挙げられる。私のブログ(
)をご覧ください。
大学で民族音楽を学んでいたということもあり、まだまだ彼の引き出しには他にもたくさんの種類の音楽が眠っていると考えられる。
しかし、土曜日のフライトは上に挙げた音楽ジャンルからは少し遠い音楽とも言える。これまでの章でも確認したが、土曜日のフライトは、マイケル・マクドナルドの影響を受けた曲であるという見方ができ、本人もそれを認めている。
これまで秀和さんがあまり書いてこなかったような落ち着いたジャンルの曲を、解散するアイドルに向けて書くというところも感動する要素の一つであると考えられる。
また、田中秀和の音楽といえば浮遊感のある複雑なコードがよく注目される。特にaugmentコード。あまり、コードだけで音楽を語るのが好きではない(コードはあくまでも音楽の概略で本質ではないと思っている)のだが、一応言っておく。
土曜日のフライトにはaugコードがない。
田中秀和作曲のほとんどの曲にはaugが使われていて、半分くらいの曲は、分数augなどに形を変え、augが印象的に使われている(割合は私の感覚で正確ではない)。
土曜日のフライトの世界を作るためにはaugが使える気もする。心の浮ついた部分、心の変わり目において効果的に用いることもできただろう。しかし、彼は使わなかった。
個人的には彼の凄さは、複雑なコードワークだけでなく、それに負けないメロディと楽曲構成、ボーカルの使い方、可愛くてカラフルなものからビッグバンド、フューチャーコアまで編曲できる技術にあると信じている。
土曜日のフライトも、楽曲構成やボーカルの使い方、楽器の絡み合いが魅力的なポイントである。
私は、土曜日のフライトによって、彼はaugだけではないと証明された気分になった。
非音楽的な面では、音楽以外の視点に立って、曲が生まれた文脈を確認することで、曲の解釈を行う。
土曜日のフライトは、「5年間の活動を締めくくるために、これまでの曲を書いてきた作曲家によって書き下ろされた曲」と言える。
解散が発表されたアイドルすべてが、解散に向けて曲を書いてもらえない。告知なく活動停止、内部分裂、トラブルなどによる解散も多くある。
しかもWUGについては、4曲も作られ、披露する公演が10公演以上あり、最後にSSAまで用意されているという「愛されている」アイドルということが言え、そういう経緯で音楽を捉えると、音楽の見え方が違ってくる。
もう一つ、WUGはアイドルの成長物語というだけではなく、作曲家の成長物語という側面があるということである。
本来、神前暁が担当するはずだった音楽を、彼の体調不良により、弟子である田中秀和、広川恵一が引き継いだ。田中秀和はすでにニャル子さんシリーズ、アイカツ!シリーズで活躍していたが、広川恵一については、今となっては有名な作曲家であるが、当時はキャリアが浅い時代であった。
元々どれくらい神前暁が担当する予定だったかはわからないが、神前暁の休養で後輩にバトンが渡されたことによりたくさんの名曲が生まれたことには違いがない。
はじめは、王道アイドルソング(16歳のアガペー、リトル・チャレンジャー、シャツとブラウスなど)と打ち込みのダンスミュージック(素顔でKISS ME、ジェラなど)といった王道のしっかりとした音楽が多かった。
しかし、二人は王道な音楽にとらわれず、どんどん進化していった。
田中秀和は少女交響曲、Beyond the Bottom、スキノスキル、恋?で愛?で暴君です!など、キャッチーかつ音楽的な作り込みが深い曲を書いた。
広川恵一も、僕らのフロンティア、地下鉄ラビリンス、SHIFT、Jewelry Wonderlandなど、田中秀和とは違う系統のバンドサウンドが映える曲や、アイドルには珍しいフュージョン系の音楽などさまざまなジャンルの曲を作り上げた。
WUGの物語は、WUGちゃんの成長とともに、作曲家の成長が見られる。彼ららしい、おもしろい音楽がその他のコンテンツでも見られるのは、WUGでの経験があるからだと思う。
そういった流れでうまれた土曜日のフライトは、2019年までのWake Up, Girls!と田中秀和の成長を示す最後の一曲であるということが言える。
・おわりに
好きな曲は何?って聴かれたら土曜日のフライトと答えるくらいに好きな曲なので、こういう形でまとめられてよかったです。これからも愛する音楽に対する文章を書きたいと思っています。
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