当ツイートに対する補足(音楽を分類することについての考え)
こんばんはーど~でんです。
本日作った画像が思っている以上に注目いただいているようで、ちょっとこのままでは誤解する方もいるのではないかということで急遽この記事を書いています(10リツイート30いいねくらいで、フォロワーのフォロワーくらいのところで止まると思っていた)。
このツイートが私の中では5本の指に入るくらいに注目していただいたツイートでした。
今日やってたこと pic.twitter.com/eB5rThCnRJ
— ど〜でん (@WUG_dodensei) 2021年10月24日
上で誤解という言葉を使いましたが、こちらなんですが、少し言い訳というか弁明というか、勘違いがないような説明が必要だなと感じています。
あらゆる要素から成り立つ音楽を一枚にまとめるのは無理をしているから
まずそもそも、音楽を一枚の画像にまとめるという試みは、さまざまな部分について目をつむることでなりたっています。
音楽というのは非常にたくさんの要素でできあがっています。アーティストや作曲家、作られた国といった音楽の外側の話、そして、メロディ、サウンド、リズム、楽器構成、音楽形式、音楽ジャンルという音楽の中身の話に大きく分けられ、その内容はいくらでも細かく分けることができると思います。
したがって、音楽という複数の要素を含む内容を平面に整理するのは、どうしてもたくさんの要素を無視する必要があります。
これを理解した上でこの画像を見ていただきたいです。
この画像の弱点
この画像は以下の画像のようにジャンルによって大まかに分けました。
私はこの方法が一番感覚的にわかるため、最適だと判断して分類してみました。
しかし、これではジャンル横断型のアーティストがぼんやりとした位置に置かれてしまい、どういった音楽性なのか一見してわかりにくくなります。
例を挙げるとIOSYSは打ち込みとアキバ系を極めたようなアーティストとなるため、打ち込みとアキバ系が重なるような部分に配置していますが、そうすると、上下のロックとギターポップの中間という見方もできてしまうため、一見しただけでは、IOSYSがどんなアーティストなのかわかりません。それを解消するために、かなり音楽性が似ているアーティストは非常に近い場所にできる限りぎゅっとまとめています。そのせいで私の思っている本当の位置に置けていないアーティストも存在します。細かい位置よりも音楽性の近さを優先しています。
さらに、この配置でのやっかいなところは、ジャズよりのアキバ系ミュージックを表現できていないところです。おしゃれ系統の声優楽曲でのジャズ要素の入るポップな音楽というのはかなりあって、その部分が表現できずに無理やり右端によってもらっているアーティストがいます。本当は、この図を円筒型にして、両端をくっつけたいです。
ということで、この画像は私の音楽の見え方を画像という形で表しているだけであって、みなさんの音楽の見え方を強制するものではありません。あたかもこれが世間的に正しい見え方だと主張するつもりは一切ありません。
もし、この分類が少し違うなと考える方がいらっしゃったら、ぜひ、みなさん自身の音楽の見え方を教えていただきたいです。音楽の見え方は人それぞれですので、それぞれの音楽の捉え方を尊重すべきだと考えています。
画像を作った感想(配置について)
今日のお昼くらいから作り始めて、昼寝をして18時くらいに完成しました。
まず始めは、とにかくアーティストを書き起こしていくことからでした。幸い、Apple Musicでプレイリストを作っていたおかげもあり、ほとんどのアーティストについてはコピペで済みました。
続いて、作曲家についてもあげていきました。これについては、私の過去の記事で少しだけ渋谷系に関連する人物を挙げていたため、そこからのコピペと、自分の脳内からのひねりだしでどうにかなりました。
続いて、自分の感覚で似ていると思うアーティストをとりあえず寄せてみました。これが一番大変でした。寄せてみたはいいものの、何も考えずにただ寄せるだけでは、近くにいてほしいアーティストが遠くにいってしまうということが頻発しました。
そこで軸になるアーティストを絞って、できる限り遠くに配置するという作戦を思いつきました。
つまり、下の画像のように渋谷系の中にある明確な音楽ジャンルを洗いだしました。
そして、その中心となるアーティストを挙げます。そこで注意したのは、打ち込みを中央に配置することです。
渋谷系はポップなイメージが非常に強く、打ち込み音の活躍が目立つ楽曲が多いです。かといって、全て打ち込みの曲はそんなに多くはない、という特徴を持ちます。
そのため、打ち込みを中央に置くことで、打ち込みの量が中くらいのアーティストうまく配置することができました。
後は、ラウンジ系とアキバ系は対極に、軽快なギターポップと音のひずみがあるロックは対極に配置。そこで重要なのが、ピチカートファイブの存在でした。ピチカートファイブは、ジャジーな要素とディスコ系の打ち込み、そして、ボッサ系の落ち着いたラウンジ系統の曲を持つ幅広いアーティストであるため、その3つが重なるような場所を作ろうとかんがえたところ、このような配置になりました。
私は全部好き
私は世代的には、田中秀和をはじめとするアキシブ系楽曲世代でして、画像右側の音楽特に親しみ深いです。それを感じ取っている方もいらっしゃいました。
しかし、沖井礼二さんのようなかっこいいベース、複雑な和声、北川勝利さんのようなきらびやかで上品なストリングスがきいた楽曲も大好きです。
また、もっともっとギターポップによったカジヒデキやオレンジノイズショートカット、もちろん、フリッパーズギターもノスタルジックで聴きたくなる瞬間が訪れます。
画像左のMinuano、フレネシのような表現方法も絶対忘れたくないと思っていますし、ディスコ、ファンク、ジャズも私は大好きです。
この画像をご覧になったみなさんも、知っているアーティスト、知らないアーティストがいたかと思います。ぜひ、少し足をのばしてみて、まずはとなりの輪のところから聴き始めてみてください。
いただいた意見について
たくさんの肯定的な意見、否定的な意見、見させていただいています。
こちらの不備もたくさんあったとは思いますが、ご意見のある方は直接言っていただけるとありがたいです。