ど~でんのブログ

良い曲を紹介します。

今聴いている音楽(2020年9月版)

こんばんはーど~でんです。

最近は、曲はそれなりに多く聴いていますが、なかなか文字におこせずにいます。過去の自分はよく2回も書いてたなと思います。音楽に対する思いはむしろ前より大きくなっているのですが、ブログにするパワーがわかないです。多分先月にも言ってる。

この状態が続く内は一曲一曲の説明を少なめ、曲数マシマシで行きます。

 

今月も一回の更新ですが、ぜひ楽しんでもらったらなと思います。

いつもの通り、アイドル曲、声優曲中心です。

 

プレイリストを貼ります。

 

 

 

Fancy Friday Night / 虹のコンキスタドール

作詞:nobara kaede

作編曲:三好啓太

Guitar:太田貴之

9/16(水)発売、”Summer”シングル『サマーとはキミと私なりっ!!』より。

虹コンはぼくの性癖を狙って作っているのかなと思えるほどドストライクの曲が来ますね。

渋谷系とかわいいボーカル相性が最強だと思います。

 

あと、イントロなんか聴いたことあるな〜と思ったら、

秀和さんでした。

 

 

Shape the Future / サンダルテレフォン

作詞・作曲・編曲:ちばけんいち

Shape the Future

Shape the Future

  • サンダルテレフォン
  • J-Pop
  • ¥255

2020年8月25日発売、サンダルテレフォン初の1stミニアルバム「Step by Step」より。

サンダルテレフォンも毎回紹介している気がします。

9月はいろいろアイドル曲を聴いたのですが、やっぱりここに帰ってくるなって感じがします。

 

ちばけんいちさんのその他の楽曲。

 

 

ダンスが特徴的なPVも面白いです

 

あと、俺妹2期のThank Youの作詞・作曲もされていますよ~

 

 

Magic Parade / 大原ゆい子

作詞・作曲・編曲:MANYO

Magic Parade

Magic Parade

大原ゆい子さんの曲もしっとりとしたおしゃれな曲が多く、お気に入りです。サビのメロの形が大原さんのボーカルに適しているなあと感じます。

2番の間奏で3拍子になり、クラップが入って長く演奏時間が入るところが好き。長いですが、ストリングスが入ってくるなど、少しずつ変化が起きていて冗長に感じないです。

 

 

Sunny Sunny Girl◎ / 熊田茜音

作詞:こだまさおり

作曲・編曲:山口朗彦

Sunny Sunny Girl◎

Sunny Sunny Girl◎

TVアニメ『織田シナモン信長』オープニングテーマ。

曲調とか何も考えずに圧倒的にサビのメロディがキャッチー。このメロディ来た時点で勝ちでしょ。

Aメロはギターカッティングや、サビのきらきらとした編曲は理想的だなと思います。

また、熊田茜音さんの輪郭がはっきりとした歌い上げ方は癖になります。ですが、少し弱さというか切なさが感じられるんですがどうでしょうか。素晴らしい声です。

 

 

Brand New Girls / ブランニューガールズ(CV:林鼓子厚木那奈美森嶋優花)

作詞・作曲・編曲:栗原暁(Jazzin' park)・前田佑

Brand New Girls

Brand New Girls

この曲ずっと注目していたのにもかかわらず、サブスクに気付かなかったという。この前フォロワ~さんと会ったときにプリチャンにハマっている話を聴いて、ちょっと気になってます。ランガちゃんやプリチャンのイベントは都合が合わず行けていないですが、必ず近い将来、見にいければと思っています。

ミドルテンポのおしゃれ声優曲となっていますが、ロングトーンは3人それぞれの色があり、それぞれの良さがありますね。2番のサビ前の森嶋さんのロングトーン(2:00)が好きです。

 

 

Cidre / Mia REGINA

作詞:ささかまリス子

作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

Guitar:堀崎翔

Bass:安達貴史

Drums:髭白健

Piano & Organ:伊賀拓郎

Programming & All Other Instruments:田中秀和(MONACA)

Recording Engineer:森田信之・秦 正憲(Sound City)

Mixing Engineer:白井康裕

Recording Studio:studio Magic Garden・Sound City Annex・MONACA STUDIO

Mixing Studio:studio Magic Garden

Cidre

Cidre

昔の秀和さんっぽい感じがするのはなんででしょうか。ドラムの髭白健さんは今年くらいから秀和さんの曲に増えてきました。あと、okamu.さんのベースだと思っていたら、安達さんのベースだった。もっと修業します。

半音の動きが多く、こんな感じの動きが少女交響曲PUNCH☆MIND☆HAPPINESSに出てきてそうな気がします。

またまた2番サビないやつで、毎回ええな~となっています。間奏中のウィスパーで歌うところとか最高。Dメロの歌いにくそうなところも秀和さんらしさをめちゃくちゃ感じます。

 

 

パティシエール / 豊崎愛生

作詞・作曲・編曲:仁科亜弓

パティシエール

パティシエール

2011年発売、豊崎愛生さんファーストアルバム「love your life,love my life」より。

このアルバムが名盤。最近豊崎愛生さんの曲を聴いたのですが、こんなにおしゃれな曲が多いとは思っていませんでした。

作曲の仁科亜弓さんはトイミュージックの制作をたくさんしており、かわいらしいポップなサウンドが特徴で、パティシエールもその要素がふんだんに詰め込まれていると思います。

 

 

ハニーアンドループス / 豊崎愛生

作詞:仁科亜弓

作曲・編曲:古川貴浩

もう一曲豊崎愛生さん行きます。

テレビアニメ『プリプリちぃちゃん!!』のエンディングテーマ。

ディスコポップな曲調で踊りだしたくなること間違いなし。いうことなし。

 

 

釣りの世界へ / 海野高校ていぼう部(鶴木陽渚(CV:高尾奏音)・帆高夏海(CV:川井田夏海)・黒岩悠希(CV:篠原侑)・大野真(CV:明坂聡美))

作詞:山田裕介

作曲・編曲:ZAI-ON

釣りの世界へ

釣りの世界へ

遅れて知りましたが、知って幸福になりました。

大好物過ぎて聴いていたらよだれがたれるほどです。ジャズの要素と声優さんのいろんな方向のかわいい声が聴けて、恍惚とします。

 

 

悲しみダンス / nuance

作詞・作曲:森尻有希子

編曲:佐藤嘉風

悲しみダンス

悲しみダンス

  • nuance
  • J-Pop
  • ¥255

 

2020年9月18日(水)リリース。nuance(ヌュアンス)の6th minialbum『brownie(ブラウニー)』より。

nuanceはタイムマジックロンリーというお化け曲があるのですが、この曲も大好きです。かなり響かせたボーカル、ひずんだギターと切ないエレピ、そして一つ一つの場面転換が早く、ハイスピードの曲ではないが息もつかせない構成になっています。リズムも半拍早くやってくる部分が多く逃げても逃げても追いつかれる感じがします。

 

 

Soul Lady / YUKIKA

作詞: ESTi・박지연(MonoTree)・최영경

作曲・編曲:ESTi

Soul Lady

Soul Lady

YUKIKAは2010年頃、寺本來可という名前で声優活動もされていました(アイムエンタープライズ)。

その後、活動休止を経てから、アイドルマスター.KRのオーディションに合格。2019年から韓国でソロ活動を開始。

最近、大注目されているシティポップで、いろいろ広義にシティポップとくくられて紹介される機会が多いが、これは当時のシティポップに非常に近い形で再現していると感じた。

 

この記事とその#2はオススメです。

 

 

なんで? / フィロソフィーのダンス

作詞:児玉雨子

作曲・編曲:hisakuni

hisakuniさんは私のブログでも一番出ている可能性がありますね。hisakuniさんは打ち込みの特徴的な音楽だけでなく、フィロのスにあったブラックミュージックも作れるというとんでもなく範囲が広い作曲家さんなんですよね。

サビの「もう好きじゃないのにな」のところ、メロもリズムもセクシーで「これがメジャーデビューなのか」と勝手に思いました。

 

 

Baby Be Mine / Michael Jackson

作詞・作曲:TEMPERTON ROD

Baby Be Mine

Baby Be Mine

誰もが知っているThrillerの入ったアルバムです。Thrillerほどのインパクトはないものの、一つ一つの音が愛しくなるほど効果的。

 

 

Magic Hour / Special Favorite Music

Magic Hour

Magic Hour

  • Special Favorite Music
  • ロック
  • ¥255

ポップな曲調にバイオリン、トランペット、サックス、フルートなど様々な楽器が組み合わされ、なんともおしゃれな世界。ほかの曲も楽しいです。

元は7人組だったそうですが、今は3人組になったそうです。

 

 

Horizon / Alfred Beach Sandal + STUTS

作詞:Akihisa Kitazato

作曲:STUTS

Horizon

Horizon

  • Alfred Beach Sandal + STUTS
  • J-Pop
  • ¥255

ただひたすらにノリが良く、ハイテンポ過ぎず、緩急があって、幸せ一辺倒じゃなくて、ぼくの求めてる音楽だなと思ったので紹介。

 

 

ジョヴァンニ / Chocolat & Akito

作詞・作曲:ショコラ・清水一登

ジョヴァンニ

ジョヴァンニ

イントロのフレーズ、コードでイチコロ。

ひねくれたメロディをどんどん出してくるおしゃれで楽しい音楽。

 

 

UMBRELLA / THREE1989

作詞・作曲:Shohey 

UMBRELLA

UMBRELLA

  • THREE1989
  • J-Pop
  • ¥255

このグループのプロデュースが松浦恵さんで、前に紹介したTerry&Franciscoのメンバー。これを紹介しようと思って調べていたら知識がつながってびっくり。

キャッチーなメロディに終始ビヨンビヨンいってるベースが大好き。車に乗るときよく流してます。

 

 

Pool / SIRUP

作詞:KYOtaro

作曲:KYOtaro・Mori Zentaro

Pool

Pool

  • SIRUP
  • R&B/ソウル
  • ¥255

SIRUPはSingとRAPと合わせた造語で、Poolもそれを表すような曲となっています。SuchmosやNulbarichの最近の流行りの系統だなと思います。

 

 

となりタウン / Sugar's Campaign

作詞:Avec Avec・Seiho

作曲:Avec Avec

となりタウン

となりタウン

  • Sugar's Campaign
  • J-Pop
  • ¥255

Avec Avecとseihoからなるユニット。Avec Avecは少し知っていたので、びっくり。とにかくボーカルが入ってから不思議な響きが多すぎて、これは紹介しなければとなった曲です。

はじめて聴いたときの感動は、今回のブログの中では一番でした。

 

 

 

○あとがき

これまでで、どの曲を紹介したかわからなくなってきました。かぶっていたらすいません。

今聴いている音楽(2020年8月版)

久しぶりに月末に間に合わず9月になってしまいました。

なんだかんだでいつも以上に忙しかったり、曲は聴いているのですがブログにするパワーがなかったりしてました。

遅れてしまった分、内容は普段より2倍くらいの量できました。

 

 

プレイリストはこちらです。

 

 

今回は新発表の曲をたくさんいれていますので、プレイリストに入っていない曲もあります。

 

 

 

ときめきLOOPにのって / チマメ隊

作詞:うらん

作曲・編曲:中山聡

ときめきLOOPにのって

ときめきLOOPにのって

イントロが切ないですよね。そんなことを思っていると俄かにくる「一緒に」のところの強烈な和音。

曲を通して軽やかでノリの良い感じですが、チマメ隊らしいわくわくして幸せ100%みたいな日常を表しておらず、どこか悲しさがある感じがして聴いた後ふわふわします。ひんやり冷たい感じがします。

 

 

徒然Pieces / Re:A projecT

作詞・作曲・編曲:Lemm

徒然Pieces

徒然Pieces

  • Re:A projecT
  • J-Pop
  • ¥255

度肝を抜かれた曲。3カ月前くらいに知ったのですが、紹介できていませんでした。すべての音に対する意識が緻密な感じがします。実際はどうかはわかりませんが、そんな感覚に陥るほど、一音一音が際立ってやってきます。

制作者のLemmさんはボカロ出身の方で、ニコニコ動画などで彼の作品を味わうことができますが、この曲を聴いた後だとなるほどなぁあぁとなります。世界観の表現方法が独特で、普通ではないということがわかります。

サブスクにもLemmさん名義の曲がありますが、これも傑作です。とにかくもっともっと有名になるべき作家さんだと思います(もう有名だったらすいません)。

 

 

シャノワール / シュガーポケッツ(ラトゥーラ(CV:早瀬雪未)・シャンペ(CV:広瀬世華)・メアリーベリー(CV:赤尾ひかる))

作詞・作曲・編曲:萩龍一

シャノワール

シャノワール

  • シュガーポケッツ
  • アニメ
  • ¥255

魔法×アイドルがテーマのメディアミックスプロジェクト「ラピスリライツ(ラピライ)」の曲。アイドル系のコンテンツとしてはかなりキています。

シャノワールはディスコ系の音楽でとってもキュートな甘い曲で、A,B,サビがわかりやすく正統派アイドルソングです。各パート全部がおいしいところばっかりでずっと幸せです。

シャノワールはフランス語「chat noir」で、黒猫という意味だそうです。フランス語は「ch」を日本語でいうと「シ」、「oi」を日本語でいう「ウァ」で発音した気がします。だからシャノワールって読めるらしい。

 

 

わがままキャラメリゼ / シュガーポケッツ(ラトゥーラ(CV:早瀬雪未)・シャンペ(CV:広瀬世華)・メアリーベリー(CV:赤尾ひかる))

作詞:佐藤サビオ
作曲・編曲:zakbee

ラピライからもう一曲。

メアリーベリー(CV:赤尾ひかる)、かわいすぎる!!!!!!!

シャノワールと同系統のディスコキュートな曲となっています。コードワークやコーラスなどがおしゃれで僕好みです。めちゃくちゃ売れそうな曲だなと思うんですがどうでしょう。

 

 

Checkmate!? /MICHI

作詞:RUCCA

作曲:藤田淳平(Elements Garden)

編曲:岩橋星実(Elements Garden)

Checkmate!?

Checkmate!?

  • MICHI
  • アニメ
  • ¥255

もう藤田淳平さんにはお世話になりっぱなしです。これおしゃれでいいなと思ったら藤田淳平さん作曲率はだいぶ高い。

イントロ、アウトロの感じは藤田さん節ですね。毎回グッと惹かれます。何回もこんな感じのおしゃれでジャジーなやつ聴いたなってなりますね。

バンドサウンド+ストリングスのアニソンあるあるの構成ですが、2C後の展開がおしゃれで面白く聴いていて飽きません。

 

 

Girl's Life / Negipecia

作詞:micro, klammy

作曲・編曲:後藤次利

Girl’s Life

Girl’s Life

  • Negipecia
  • J-Pop
  • ¥255

Negipeciaは、NegiccoとEspeciaによる期間限定のユニット。

夏、半そで、花火みたいな言葉が聴いていると浮かびます。アコースティックな伴奏に心が癒されます。どこか懐かしくまっすぐな声が心を打ちます。

今こんな曲をリリースするアイドルはいるのでしょうか。

 

 

茜空、私がいた街 / 鈴木みのり

作詞・作曲・編曲:照井順政

茜空、私がいた街

茜空、私がいた街

8月にリリースされた鈴木みのりさんのアルバム「上ミノ」より。

上ミノ、本当に素晴らしい曲ばかりで超オススメのアルバムですので是非聴いてみてください。

今回はその中から一曲をセレクトしました。

作家の照井さんはもうこのブログを読んでいる方ならご存知だとは思いますが、sora tob sakanaのプロデューサー兼コンポーザー、siraphというバンドでも活躍されています。

あまり私自身、照井さんのsora tob sakana以外の曲を聴いたことがなかったので、今回どういう曲になるのかなと思っていましたが、想像以上に鈴木みのりさんの歌唱が合っていて驚きました。

サビ頭の「星の~」って伸ばすところが最高です。サビ頭で跳ねるような音じゃなくて、伸ばすことで広がりが感じられます。

 

 

笑顔をつれて feat.南波志帆

作詞・作曲・編曲:connie

笑顔をつれて

笑顔をつれて

  • connie
  • J-Pop
  • ¥255

このアルバムも最高の曲ばかりでどれを選ぶか迷ってこれを選びました。connieさんは以前も「VOICE」というアルバムを出されていて、今回同様ゲストボーカルを迎えて曲を作っています。

南波志帆さんの声が大好きなんですが、みなさんどうですか。キュートでポップな曲に超絶似合っていると思いませんか。

Bメロの4つ打ちで跳ねるような感じになる部分や、ときどきくる切ないコード。ただのポップな曲ではないconnieさんの工夫がたくさんあって楽しいです。

 

 

Favorite Days / 日高零奈(CV:蔀祐佳)

作詞・作曲・編曲・All Instrumental・Mix Engineer:kz(livetune)

Favorite Days

Favorite Days

  • 日高零奈(CV:蔀 祐佳)
  • エレクトロニック
  • ¥255

今大注目の電音部から。電子音楽といえばkzさん。今回もわくわくする曲をありがとうございます。CVの蔀祐佳さんは以前のブログでも紹介している、リルネードのメンバーの一人。リルネードもおしゃれでナイスな曲ばっかりなのでぜひ。

あんまり電子ミュージックの良さを語ることができなくて悲しいですが、とにかくこの曲を箱で聴いてぶちあがりたい。それだけは言えます。

 

 

 

ドッカンハナビ☆サマーナイト / 守護っ天使パテピュア

楽曲総合制作:Dream Monster

作詞: Cocoro. (Dream Monster)

作曲編曲: アッシュ井上(Dream Monster)

Brass Arrangement: 椿山日南子(Dream Monster)

Guitar: アッシュ井上

Piano:椿山日南子

Bass: 櫻井陸来

Drums:北村望

Chorus: lamie*

Trumpet1:吉澤龍彦

Trumpet2:二井田ひとみ

A.sax:本間将人

Trombone:鹿討奏

Vocal Direction:アッシュ井上(Dream Monster)・原田アツシ(Dream Monster)

Recording Engineer: 手塚貴博・飯場大志(birdie house)・阿部一弘

Recording Studio: ABS RECORDING・recording area FUNNEL

Mixing Engineer: 福井昌彦(Mix Forest)

Mixing Studio: Mix Forest

Sound Director: 原田アツシ(Dream Monster)

ドッカンハナビ☆サマーナイト

ドッカンハナビ☆サマーナイト

  • 守護っ天使パテピュア
  • アニメ
  • ¥255

最も細かく作家陣を公開しているコンテンツとして私の中では有名です。

前回の曲もかなり私好みでしたので、いくつか前のブログでも紹介しています。

今回も生演奏もりもりで、間奏部分の演奏はかっこよすぎます!

前回のDADADA大団円もそうですが、ちょっとダサい感じがクセになるんですよね。ボーカルはまっすぐで歌詞もまっすぐでメロディもキメる部分が多くて。

 

 

絶滅危愚少女! / 千菅春香

作詞:サエキけんぞう

作曲・編曲:北川勝利

ベース:渡辺等

ドラム:佐野康夫

絶滅危愚少女!

絶滅危愚少女!

ドラムがすごい。。。。。イントロの変拍子のあたり、とにかくすごいという言葉しかでてこないです。初めて聴いたときの衝撃は忘れられないです。一瞬で過ぎ去りました。

千菅春香さんの明瞭かつ透明感のある声がまた良くて、無機質なこの曲の感じとマッチしています。

 

不可幸力 / Vaundy

作詞・作曲・編曲:Vaundy

不可幸力

不可幸力

  • Vaundy
  • ロック
  • ¥255

急にアニソンから離れた音楽。だけどこの曲は紹介したかった。VaundyはとりあえずSpotifyがめちゃくちゃ推してるアーティストで、なんと年齢は20歳。今後が恐ろしい。

2:00からの展開で目が覚めます。それまでの音の感じも今のJ-POPっぽいってかKing gnuっぽい感じでいいんですが、やっぱり2:00からの殻を破る感が癖になります。

 

 

NAZO-NAZE Jumping! / AiRBLUE Wind

作詞:畑亜貴

作曲:田代智一

編曲:伊藤翼

 

ぐっばいおぶじぇくしょん / AiRBLUE Wind

作詞:針原翼・セツコ

作曲:針原翼

編曲:棚橋EDDYテルアキ

2曲連続で紹介。

CUE!の新曲ですが、ぼくを楽しませるために音楽作っているのかというくらいにビビッとくる曲の割合が高い。

NAZO-NAZE Jumping!はハイテンポでノリが良く、畑亜貴さんが作詞の曲ってこういうわちゃわちゃしてかわいい曲になることが多いなという感じがします。歌詞にそういった力があるのでしょうか。伊藤翼さんの編曲も私好み。

 

そして、ぐっばいおぶじぇくしょん。僕のドドドドド性癖ソング。イントロのピアノバッキングで予感がした。この少し寂しい感じ。ブラスが入ってきて確信した。性癖ソングだ。

私のおしゃれミュージックのプレイリストを貼っておきます。こういう曲もいくつか入っています。

 

https://music.apple.com/jp/playlist/%E3%81%8A%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%AB-%E5%A3%B0%E5%84%AA%E7%B3%BB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF/pl.u-leyl0JLfMY4NM2p

 

Override! / AiRBLUE Bird

作詞・作曲・編曲:佐高陵平

 

強い、太い弦の音から始まってこれはやってきたなと思いながらクリエイターみたら佐高さんでやられました。

鹿乃さんのアルバムyuanfenの一曲、「罰と罰」において佐高さんの音作りにはとんでもないものがあるとわかっていましたが、罰と罰を初めて聴いたときと同じくらいの衝撃が走りました。電撃。震えがすごい。サビ後のエレピもセンスの塊。

本当にこんなすごい曲をかける方、尊敬します。すごすぎる。涙が出てきます。

 

 

Red or Blue? / AiRBLUE Flower

作詞:ENA☆

作曲・編曲:倉内達矢

お次は倉内さん。これもすごい。ストリングスフレーズが厳しくてかっこよい。

あと、サビが最高すぎる。「Red or Blue? どっちが正義だって 一体だれが決めたんだ」とメロディの親和性がすごい。かっこよさを保ちながら、歌詞の気持ちも表現するにはこのメロディしかなかったのかもしれません。サビの最後はどっち?と聞いているようなリズムで終わるのも好き。

 

 

ゴールデンスパイス / GEMS COMPANY

作詞:辻純更

作曲・編曲:瀬尾祥太郎(MONACA)

Guitar:後藤貴徳

Bass:鹿島達彦

やっと公開された。。。。。という気持ちでいっぱい。3月くらいにshortバージョンが公開されていましたが、そこからが長かった。

私の大好きなディスコファンク系統の音楽で、底抜けに明るく元気にしてくれます。掛け声が豊富で瀬尾さんはやっぱり最高の作曲家さんだと再認識されました。

田中秀和さんのオリジナルスター☆彡を意識して作られたのかなと思います。最初の部分とか、落ちサビにかけてのエグいゾーンとか。

あと、最後の転調も面白かった。めっちゃ詰め込まれている。

 

 

ときめきドリームライン / GEMS COMPANY

作詞:辻純更

作曲・編曲:瀬尾祥太郎(MONACA)

Guitar:後藤貴徳

Bass:鹿島達彦

Mixed & ProTools Operated by 増田康臣(SIGN SOUND LLC)

大アンセム。この曲が何万人も集まるようなめっちゃでっかい箱で披露されたら、めっちゃくちゃ感動するだろうなと思う。

サビの広がりを感じられるようなメロディ、Bメロのちょっと落ちてからわくわくサビに向かう感じ、きらきらとした編曲、輝かしい未来を示すような後藤さんのギター。

GEMS COMPANYはほんとうに頑張ってほしい!

 

 

コスモスサーチ / わか・るか

作詞:只野菜摘

作曲・編曲:帆足圭吾(MONACA)

8月31日発表。

帆足さんらしい、ストリングスが印象的な曲。どこか切なく懐かしい感じのするA,Bメロ。1コーラスが長めで、サビまでにしっかりとタメをつくる感じ。

サビの歌詞。心のもやもやをこんな直接的に示す歌詞は初めて。「その意味において」って歌詞おもしろい。「コスモスサーチする」っていうのもおもしろい。なんか客観的。

 

 

Go Just Go! / 夢見りあむ(CV:星希成奏)・大槻唯(CV:山下七海)・北条加蓮(CV:渕上舞)・佐藤心(CV:花守ゆみり)・一ノ瀬志希(CV:藍原ことみ)・鷹富士茄子(CV:森下来奈)・棟方愛海(CV:藤本彩花)・川島瑞樹(CV:東山奈央)・五十嵐響子(CV:種﨑敦美)

作詞:八城雄太

作曲:田中秀和(MONACA)

編曲:TAKU INOUE

8月31日発表。

八城雄太さん、秀和さん、イノタクさんの夢のコラボ。秀和さん好きのブラジル音楽。サンバ調で熱い!!!!

今年の夏はコロナの影響で嫌なことばかりですが、夏の持つ楽しさ、ワクワク感を思い出したような気がします。早く退治して来年の夏を迎えたい!

 

 

Joker / 松永涼(CV:千菅春香)・大和亜季(CV:村中知)・中野有香(CV:下地紫野)・姫川友紀(CV:杜野まこ)・前川みく(CV:高森奈津美)

作詞:渡部紫緒

作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

Guitar & Bass:安藤河音
Piano:sugarbeans
Recorded, Mixed & ProTools Operated by 近藤圭司(SIGN SOUND LLC)

サビが半分のテンポになることで話題にされている曲。Beyond the Bottomでも同じ手法が使われています。クールな曲調で秀和さんらしい複雑なコード。「ずきずきさせて」のメロが好き。

注目はギター、ベースを安藤さんが担当されているということ。秀和さんの曲ではギターで、CAFUNEや午前0時の無力な神様などで担当されていました。はじめて聴いたときはぜんぜんわかりませんでしたが、ツイートを見て仰天。

曲的には水恋に近いでしょうか。だからかギターは堀崎さんが担当しているとばかり思っていました。もっともっと勉強します。

 

 

First Step / 長瀬麻奈(CV:神田沙也加)

作詞:PA-NON

作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

この曲も待ち続けた。初公開は4月だったと思います。

サビが半分のテンポになることで話題にされている曲2。こっちは2回し目で倍のテンポという方が適当なんですかね??

Blessingのようなポップで透明感のあるサウンド。イントロのストリングスのフレーズで心動かされます。曲の顔。

2番サビをやらないやつも久しぶりですね。

2番以降は新しいフレーズが出てくるといった大きな転換点はなく、これまでのサビをもう一度繰り返すというシンプルな構成になっています。長瀬麻奈のようなしっかりとした立ち位置のキャラにはテクニックばかりの曲ではなく、どしっとシンプルにしたのだと思います。

ラスサビの「待っていてね」は感動。これまでこういう形での盛り上げ方はあまりなかったので新鮮でした。

 

 

〇あとがき

最近、良い音楽という言い方を濫用しないようにしています。良い音楽っていう言葉が簡単に使えすぎて世の中に良い音楽があふれすぎています。良い音楽はたくさんあるほうが良いのですが、せっかく音楽についてのブログを書いているのだから、良いという表現だけではなく感じとったイメージみたいなものを書いていければいいなと思っています。

良い音楽については、本当に工夫が散りばめられた音楽のときにだけ使おうと思っています。

文章がへたくそな私なりに言葉使いについては一応考えているつもりですが、ブログを読んで気に障るようなことを書いていたらすいません。

 

そんな私の話はさておき、MONACAの2020年の快進撃がすごいですね。特に秀和さんは何曲リリースされましたかね???20曲超えていませんか????実はまだMia REGINAの新譜もありますし、本当にしっかり休むときは休んでいただきたい。長く活躍してほしい。

ブログを書いている最中にMONACA公式から各種サブスクリプションサービスにおいて公式プレイリストが発表。作曲家ごとに曲順まで決めて作られたようです。これから改善されるとは思いますが、プレイリストのタイトル、サムネイルはもっとわかりやすくした方がいいと思います…!!(【公式】を前に出したり、サムネイルも公式とわかりやすいものに)

あまり聴いていない作曲家さんの曲もオススメの順番で聴くことができる良い機会だなと思います。こうやって公式さんが目に見える活動をされるのが久しぶりでこれからも目が離せません。

 

 

 

 

土曜日のフライトに関するメモ

この記事は、声優ユニットWake Up, Girls!(WUG)の土曜日のフライトという曲に関してのメモのようなものです。同時にリリースされたその他3曲については、あまり書いていません。とにかく思ってることとか関連する情報を集めただけの記事です。

4曲の全体について調べたい方は、インタビュー記事、WUGちゃんのブログなどを参照するとわかりやすいと思います。

 

一応目次を用意しましたが、特に意味はないかも

 

 

 

 

 

土曜日のフライトができた経緯

2018年6月15日、突然WUGが解散することが発表された。

 

当時の自分はWUG用のTwitterアカウント(まさしく今活動してるアカウントなのだが)を作るくらいには好きで、曲もラジオもよく聴いていた。それなりにショックだった。これまでアイドルを応援したことはあったが、解散の瞬間を目の当たりにするのは初めてであったからである。

解散発表の日は、聖地の一つである匂当台公園に集まったワグナーもいるそうだ。古くから応援し、たくさんのイベントに参加していたワグナーにとって、突然の解散発表は私以上にとんでもないショックだったはず(あの日のTwitterのタイムラインはよく覚えている)。

 

当時は年をまたいで行う大規模な5thライブツアーの発表をしており、まだまだ活動するつもりだと私の目からは見えていた。しかし、解散発表によってそのライブツアーはラストツアーと変わったのであった。

そこで、ラストを飾る4曲が作られるということが発表された。

そしてその中の一曲に、土曜日のフライトが入っているのである。

 

 

大阪公演

解散発表後、在宅派だった私はどうしてもライブに行かないといけないと思い、10月の大阪公演に参加した。めっっっちゃくちゃ良かった。とんでもなかった。ライブ後、WUGを知らない友達にライブの話を延々としてた。それくらい、ぼくにとっては大きい出来事だった。

 

そして、その公演において新曲4曲のクリエイターの発表という、超重要発表が行われたのである。作曲家まで注目しているワグナーは少数であるとは思うが、発表時とりあえず盛り上がってたのは確かである。そして、面白いのが、曲名を発表せずにクリエイターのみを発表した、ということである。さすがクリエイター思いの最強ユニットだと誇りに思った記憶がある。

 

 

 

土曜日のフライト初披露

2019年1月12日の大阪公演だった。

 

関係者席に、田中秀和さんがいた。

 

「これは…」と思いながら、新曲が披露される。

 

「新曲を歌います。…土曜日のフライト」

 

正直、初披露時は、彼女の本当の力を出し切れていなかったように思う。

私も曲の調子を覚えることに全集中を研ぎ澄ましていたため(これは今では後悔してる)、WUGちゃんの表情までは深く観察できてはいなかったが、慣れないパフォーマンスであったということは十分にわかった。

初めて聴いたイメージは、詞の押韻くらいしか残らなかった。あとはわからなさすぎてずっと????????だった。この曲をどう受け止めればよいのか、クラップしたら良いのか、何を示したものなのか。只野菜摘田中秀和とWUGは何を残したのか。

 

今では時間が経ち、音楽をもう一度見つめ直すことができ、さらにクリエイター側の土曜日のフライトにかける想いを知ったため、それなりに解釈はできているが、あの曲をすぐに咀嚼して飲み込むのは不可能だと思う。仕方がない。

 

 

曲にまつわる記事や、ツイートをまとめてみる

只野菜摘さんのツイート 

只野さんは、新曲4曲のすべての歌詞、これまでのWUG楽曲のほとんどの歌詞を担当しているため、WUGの音楽の世界感を作り上げる役割を果たしてきたといえる。歌詞以外にも4曲の曲順など、さまざまな面でWUGの音楽に携わった方。従って、土曜日のフライトにだけ思いが深いというわけではないため、ここであげられる資料は少ないが、印象深い言葉といえば、やはり「忘れないで でも上手に忘れて」

どうなのだろう、こうやって人の目につくような形で文章を残している私は、上手に忘れているのだろうか。ずっとこの言葉については答えが出せていない。

 

 

田中秀和さんのツイート

覚悟の歌。

これに関連した、ボーカルディレクションのお話。

山下 しかも田中さんが「余裕なさすぎる感じで歌うとダサい曲になっちゃう」と仰っていて。だから「必死すぎない感じで歌ってほしい」と言われました。

高木 そっか。私はけっこう「不安な気持ちを出して」と言われた気がする。

山下 歌う箇所によって違う気がする。全体的に不安な気持ちを押し出しすぎると、この曲の意味が違ってくるというか。

田中 不安がだんだんと決意に変わっていくということを、すごく言っていたかな。

 

→不安がだんだんと決意に変わるように、音楽の経過に従って歌い方を変えている。はじめのWUGちゃんの曲では考えられないような、大変高度なボーカルディレクションであったと考えられる。

 

 

〇ハモりの話

M21『土曜日のフライト』では、実はインターのハモリをまゆしぃと担当していたり。
一番と二番だと少しだけ、ハモのメロディが違うんです。
そういう少しの変化が、私たちにたくさんの想いを生む。
私たちの感情が見透かされたような歌詞。
今のWUGのための歌でした。

 

秀和さんはこのブログをリツイートした後、このツイートを残した。

秀和さんが心の中で抱いていた部分をよっぴーが代弁した感じなのだろうか。これほどにまで作曲家の工夫を読み取り、理解して歌うという作家と歌い手の関係性はなかなかないものだと思う。

秀和さんにこれほどの賛辞を言わしめたよっぴーにはぜひ、音楽の話をするイベントをやっていただきたい。

 

また、秀和さんとよっぴーに関連して、秀和さんは、WUGの1stキャラソンでよっぴーには「ステラ・ドライブ」を書いている。元々よっぴーは合唱部出身で、歌唱力を売りにしていたこともあって、かなり重厚なコーラスが入った曲である。

 

画像の譜面を見る限り、4声のコーラスを録ったようで、初めてのキャラソンにしてはかなり難易度の高いボーカル録りであったはず。

また、

ステラ・ドライブは、ユーミン意識だという。アニソン離れした落ち着いた曲という点で、土曜日のフライトと似た系統の曲であるともいえる。

 

 

〇先の時代を生きる人々にも…

TOKYO FMの『高橋みなみの「これから、何する?」』の「AORレジェンド マイケル・マクドナルド がJ-POPに及ぼした影響」という回で、土曜日のフライトが紹介されたときのツイート。

そのラジオで同時に紹介された曲は以下の通り。

Steal Away / Robbie Dupree
サーフ天国、スキー天国 / 松任谷由実
RUSH HOUR / 角松敏生
だいすき / 岡村靖幸
非ゼロ和ゲーム / KIRINJI

先ほどステラ・ドライブでユーミン意識というツイートを紹介したが、ここにも名前が挙がっている。もしかしたら、秀和さんはサーフ天国、スキー天国を意識したのかもしれない。

また、ツイートの「ずっと色褪せない音楽を作る」「先の時代を生きる人々にもいつかWUG!の存在を知ってほしかったから」という部分に関連して、

秀和さんは、先日の配信で「自分の作る音楽が自分が死んだ後に気付いて聴いて良いと思ってもらえるような音楽を作りたい」というコメントをしている。これはWUGにも通じるものであると考えられる。

下の動画の8:49~や、11:36~において、秀和さんの気持ちを感じ取れる。

また、あいちゃんはこんなコメントをしており、秀和さんと近い考えを持っていると考えられる。

永野 なんですけど、意気込みを言うとしたら、やっぱり後悔はしたくないし、その瞬間はいましかない。戻ってこようと思っても戻ってこられない瞬間なので、全力で楽しんで。思い出とか歴史はいつまでも受け継がれると思うし、だからこそ教科書で私たちも学んだりするじゃないですか。そういうふうに後々「こんなすごいユニットいたらしいよ」って、思ってもらえるような1日にしたいと思っています。

 

→ラストライブかな、そのときにもこの言葉を生で聞いた記憶がある。この言葉と「WUGを見つけてくれてありがとう」という言葉が印象に残っている。

 

 

 

 〇曲の構成について

より、

 

吉岡 ぜひ、皆さんの頭の片隅に置いておいてほしいのが、サビだと思われるところがじつはサビじゃないんです。

 

→これは当時衝撃を受けた。曲名を歌うあのパートがサビだと思っていた。しかし、実際のサビは矢継ぎ早にそれぞれが歌うパートであり、サビだと思っていたパートがInter(つなぎ目)のパートだった。

音楽理論の話になるが、この理論でいくと、ラスト(3:44)の#IVm7-5から始まる強烈なパートもInterパートということになる。つまり、3:44に向かう田中美海さんの「緊張していた」がサビの終わりなのである。

 

またこれに関して、

このツイートを見ると、そもそもサビと名付けることは本当に正しいのかということになってきた。 

 

大体の曲はIntro→1Aメロ→1Bメロ→1サビ(1Cメロ)→Inter→2Aメロ→2Bメロ→2サビ(2Cメロ)→Inter→Dメロ→ラスサビ→アウトロの曲構成である。

 

一曲を通して曲想が展開していくというだけで、その中で偶然的にサビ(Cメロ)の位置に来たのがWUGちゃんの言う、サビのパートだと考える。そして、私がサビだと思っていた「土曜日のフライト~」の部分は、サビの次のブロックだから、偶然、Interとなったのではないか。

 

 

〇WUGちゃんの土曜日のフライトに対する印象とか

より。

奥野 田中さんには、『土曜日のフライト』でWUGの解散に向けての不安な気持ちとかを全面に出してほしいと言われました。それに「ワグナーさんも寂しい気持ちとか、WUGちゃんたちが解散しちゃうという気持ちに寄り添えるような曲を書きたかった」と、レコーディングのときに教えてくださって。歌詞も、インタビューを受けたわけでもないのに「いつの間にか私たちインタビューされていました?」みたいな感じで、私たちの気持ちを代弁してくれるものになっていました。

 

只野菜摘さんと田中秀和さんはWUGちゃんのことを愛しているからこそWUGちゃんの気持ちを代弁するような言葉選び、ディレクションを行った。それが、応援してきたワグナーにも伝わると信じていたのだろう。私はこの曲を何回聴き返して何回解散について考えただろうか。

 

 

永野 いちばんみんなの声が一致していない曲かも。だからこそ、みんなで歌うところがサビじゃない。

吉岡 田中先生も最後の歌詞割りをギリギリまで悩んだと言っていましたね。私たちも完成品を聞いて、ここが自分になったんだってわかったぐらい。

青山 私、もともと担当じゃないところになった。

吉岡 私も。私はよっぴーが歌っているところを、最初は割り振られていた。

永野 踊っていても、みんなといっしょに踊っている感じがいちばんしない。

 

→どの録音を使うか迷う、というのならわかるが、どの歌詞割りを使うか迷うというのはあまり聴いたことがない。苦悩の上の歌詞割りだったことがわかる。

 

 

より。

高木 “でも上手に忘れてー”って。なんかもうね。すごいよね。“忘れーないでー”からの一連の流れがけっこうグッとくるよね。

田中 曲もこのあたりで激しくなるしね。私はレコーディングのときに「めっちゃ感情を入れて歌ってください」と言われました。“土曜日のフライト”の部分はわりとフラット。1番はとくに。

高木 1番は裏の音も違うしね。

田中 わりと静かめにというか、希望溢れる感じでは歌わずに。むしろ内に抱え込むような感じで歌っていて。よっぴーの歌い出しのところからだんだん激しくなっていって。

 

 →みゅーちゃんも裏の音に言及。ちなみに、2回目の方が不安定なハモり方をしている。

みにゃみは曲の中でも「緊張していた~」のロングトーンを歌っているということもあり、かなり感情の入る部分を担当している。

 

 

 

なんでこんなに感動する曲なんだろう

曲を解釈する一つの方法としてその曲が生まれた経緯を知るという方法があると思う。解釈を通じて、感動の理由を探る。

 

その経緯を、音楽的な面と非音楽的な面に大きく分けて考えてみる。

 

音楽的な面では、作家の音楽的な背景を考える。田中秀和さんは、さまざまなジャンルの音楽を作っている。彼が影響を受けた音楽家として、彼の師匠である神前暁(アニソン)、the band apart(ロック)、音楽ジャンルとして、ブラジル音楽、ディスコファンク(モー娘。系統)、ケルト音楽、渋谷系が挙げられる。私のブログ(

https://dodensei.hatenablog.com/entry/2021/10/17/235107?_ga=2.113713479.1148131175.1673660754-450683936.1648304294

)をご覧ください。

大学で民族音楽を学んでいたということもあり、まだまだ彼の引き出しには他にもたくさんの種類の音楽が眠っていると考えられる。

 

しかし、土曜日のフライトは上に挙げた音楽ジャンルからは少し遠い音楽とも言える。これまでの章でも確認したが、土曜日のフライトは、マイケル・マクドナルドの影響を受けた曲であるという見方ができ、本人もそれを認めている。

これまで秀和さんがあまり書いてこなかったような落ち着いたジャンルの曲を、解散するアイドルに向けて書くというところも感動する要素の一つであると考えられる。

 

また、田中秀和の音楽といえば浮遊感のある複雑なコードがよく注目される。特にaugmentコード。あまり、コードだけで音楽を語るのが好きではない(コードはあくまでも音楽の概略で本質ではないと思っている)のだが、一応言っておく。

土曜日のフライトにはaugコードがない。

田中秀和作曲のほとんどの曲にはaugが使われていて、半分くらいの曲は、分数augなどに形を変え、augが印象的に使われている(割合は私の感覚で正確ではない)。

土曜日のフライトの世界を作るためにはaugが使える気もする。心の浮ついた部分、心の変わり目において効果的に用いることもできただろう。しかし、彼は使わなかった。

 

個人的には彼の凄さは、複雑なコードワークだけでなく、それに負けないメロディと楽曲構成、ボーカルの使い方、可愛くてカラフルなものからビッグバンド、フューチャーコアまで編曲できる技術にあると信じている。

土曜日のフライトも、楽曲構成やボーカルの使い方、楽器の絡み合いが魅力的なポイントである。

私は、土曜日のフライトによって、彼はaugだけではないと証明された気分になった。

 

 

非音楽的な面では、音楽以外の視点に立って、曲が生まれた文脈を確認することで、曲の解釈を行う。

土曜日のフライトは、「5年間の活動を締めくくるために、これまでの曲を書いてきた作曲家によって書き下ろされた曲」と言える。

解散が発表されたアイドルすべてが、解散に向けて曲を書いてもらえない。告知なく活動停止、内部分裂、トラブルなどによる解散も多くある。

しかもWUGについては、4曲も作られ、披露する公演が10公演以上あり、最後にSSAまで用意されているという「愛されている」アイドルということが言え、そういう経緯で音楽を捉えると、音楽の見え方が違ってくる。

 

もう一つ、WUGはアイドルの成長物語というだけではなく、作曲家の成長物語という側面があるということである。

本来、神前暁が担当するはずだった音楽を、彼の体調不良により、弟子である田中秀和広川恵一が引き継いだ。田中秀和はすでにニャル子さんシリーズ、アイカツ!シリーズで活躍していたが、広川恵一については、今となっては有名な作曲家であるが、当時はキャリアが浅い時代であった。

元々どれくらい神前暁が担当する予定だったかはわからないが、神前暁の休養で後輩にバトンが渡されたことによりたくさんの名曲が生まれたことには違いがない。

はじめは、王道アイドルソング(16歳のアガペー、リトル・チャレンジャー、シャツとブラウスなど)と打ち込みのダンスミュージック(素顔でKISS ME、ジェラなど)といった王道のしっかりとした音楽が多かった。

しかし、二人は王道な音楽にとらわれず、どんどん進化していった。

田中秀和少女交響曲Beyond the Bottom、スキノスキル、恋?で愛?で暴君です!など、キャッチーかつ音楽的な作り込みが深い曲を書いた。

広川恵一も、僕らのフロンティア、地下鉄ラビリンス、SHIFT、Jewelry Wonderlandなど、田中秀和とは違う系統のバンドサウンドが映える曲や、アイドルには珍しいフュージョン系の音楽などさまざまなジャンルの曲を作り上げた。

 

WUGの物語は、WUGちゃんの成長とともに、作曲家の成長が見られる。彼ららしい、おもしろい音楽がその他のコンテンツでも見られるのは、WUGでの経験があるからだと思う。

そういった流れでうまれた土曜日のフライトは、2019年までのWake Up, Girls!田中秀和の成長を示す最後の一曲であるということが言える。

 

 

 

・おわりに

好きな曲は何?って聴かれたら土曜日のフライトと答えるくらいに好きな曲なので、こういう形でまとめられてよかったです。これからも愛する音楽に対する文章を書きたいと思っています。

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