ど~でんのブログ

良い曲を紹介します。

圧倒的なポップさ Shiny Dayの衝撃

2020年12月3日にアイカツプラネットの新曲、Shiny Dayが発表された。

 

作詞:uRy

作曲・編曲:田中秀和(MONACA)

この2人によってアイドル活動!、prism spiral、真夜中のスカイハイ、Dance in the rainも生み出されている。ちなみに、uRyさんはMONACA所属みすみゆりさんの作詞での別名義である。太鼓の達人アイドルマスターシリーズへの曲提供も行っているので要チェック。

 

私の一番好きな作曲家さんは間違いなく田中秀和さんである。好きになった経緯は他の記事で書いている(

ぼくが田中秀和さんの楽曲にハマった経緯 - ど~でんのブログ

)ので、興味ある人はぜひ。私の人生においてかなりの影響を与えているのが彼である。

田中秀和さんの曲はほとんど全部聴いたし、3年間くらいほとんど毎日聴いてるし、ピアノで耳コピするし、数年前のTwitterの発言もチェックしてるくらいには好き。

それくらい好きなので、たま~にこのメロディくるかなとか、このコード進行くるよなとかここでクラップいれるよなとかわかるときがくる。

 

そんな田中秀和オタクである私から言わせると、Shiny Dayは彼の代名詞となる曲であると言っていいと思う。

 

 

 

私はShiny Dayを初めて聴いた瞬間、本当に言葉が出なかった。不意に全力で殴られたような気分。何も考えられなかった。考える余裕がなかった。音楽が流れ終わった後の静寂にやってきたのは言葉にし難い幸福感だった。

 

その衝撃から目を覚ました私は、さっき起きたことをとにかく言語化してみた。

 

 

 

彼は「圧倒的なポップさ」だけで私を殴ってきた。

 

 

 

そうだ、田中秀和さんは「ポップさ」が一番の武器なんだ、と思い出した。昔、田中秀和さんが前山田健一さんの番組に出演された際、前山田さんが秀和さんのところを「ポップ神」と呼んでいたが、まさにその通りだ。

 

 

いろんな音がキラキラしていて、多幸感たっぷりの和声に、キュートでかわいいメロディ、リズム。ポップの頂点。音楽とはこういうことなのではないか。

 

 

 

もうほんとうにわからん。凄すぎて。とにかく彼の作る音楽は予想を遥かに超えてくる。

 

アイカツでいうとこれまでは、ダンサンブルなディスコ系音楽や、バンドサウンドの音楽が多かったが、今回は最近の流行をとりいれたような電子ミュージック。初代アイカツのOPも電子ミュージックだったなぁ。

 

 

 

正直、これまでの田中秀和さんの曲で、一番衝撃があった。

なんでこんなに衝撃のデカい曲が生み出せるんだろう。これまでも数多くのとんでもない衝撃のある曲を書いてきたのに。なんでさらに超えてくるの。

 

 

 

最近感じてるのは、田中秀和さんのメロディは、口ずさみたくなるというよりは、音を噛み締めて聴いておきたくなるようなメロディだということ。何度も聴きたくなる魔法のようなメロディ。歌い方などのディレクションや、ボーカル以外の楽器の組み合わせがそうさせてるのだろう。

 

 

 

ピアノの前に座ってこの曲をなんとなく耳コピしてみた。彼の音楽との色んな思い出が蘇ってきた。

キーはDbでめちゃ黒鍵が多かった。Dbの田中秀和さんの曲はAngel Snowとかかな。あんまり弾いたことがない気がする。

なんとなく触ってみたけど、サビの2つ目がVIIaugみたいな気がする。カノン進行みたいなんに秀和さんらしい複雑なハーモニー、だけど、しっかりと耳に心地よいメロディとその長さ。

あと、弾きなれたIaug/IV♯も。彼の曲でこのコードの強烈さを学ばせてもらった(新・チョコレート事件など)。

BメロのIV# IVmも彼の曲で覚えた。この曲ではフレーズを伸ばさずに音が少なくなってて逆に切ない。

サビの「自転車で行くと〜〜」のところは、未完成ユートピアサビの「期待してる〜〜」などで見た形だな。サビ全体が未完成ユートピアと似てるかも。

サビ終わりでイントロと同じフレーズが登場。ここのパートが個人的に好き。そういう風に見ると、サビの終わり方がすごく珍しい形になるように思える。サビ終わりのかたまりとセットで見たほうがいいのかな。

オンパレードバージョンのアイドル活動のリハモの重厚さも想起した。けど、正確なコードがよくわからない部分ばかりで落ち着いたらもう一度耳コピして見ようと思う。

 

 

歌詞も驚くようなものであった。イントロ、A,Bメロはすごく特徴のある詞というわけではないと思うが、サビ。そのまま文章を起こしたような歌詞。そのせいで、すごく言葉数が多くあてはめる音の数がすごく多くなっている。また、その内容も「実も花も木もずっと気さくなままでサボらず呼吸してる」。「気さく」とか「サボらず」とかそのまま文章を起こしたようになっているのも相まってすごく新しく聴こえた。