ど~でんのブログ

良い曲を紹介します。

今聴いている音楽(2020年5月版②)

こんばんはど~でんです。

今月パート2です。

4000字くらいかきました。よろしくお願いします。

 

 

 

 

君の*Favorite* / every♥ing!   

作詞:Kurio(Wee’s Inc.)

作曲・編曲:ツカダタカシゲ(Wee’s Inc.)

君の*Favorite*

君の*Favorite*

  • every❤ing !
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

公式サイトからの引用

 

いつも可愛く? 現在進行形!
第36 回ホリプロタレントスカウトキャラバン次世代声優アーティストオーディションのファイナリストに残った同い年の期待の声優アーティスト 木戸衣吹山崎エリイで結成されたユニット。ユニット名は、衣吹(eve)とエリイ(ery)、そして常に可愛く、進化し続けるという意味が込められている。

引用終わり。

every♥ing!の活動は2014年6月1日に結成発表、2017年11月26日に活動休止。調べてみると休止を惜しむ声がたくさんありました。私は当時を知らないのですが、今every♥ing!が活動していたら絶対ライブに参加するだろうなと思うくらいには興味深いユニットです。曲もある程度聴いてみたのですが、かなり良い。

今回ご紹介した「君の*Favorite*」は、ミディアムテンポのおしゃれ楽曲。ギターカッティングにブラスが楽しく絡み合い夏の浜辺を感じました。個人的に山崎エリイさんの甘くてセクシーな声がタイプ。

サビの終わり方は主音に着地することなく、キュート小悪魔感を演出しているように思えます。曲の終わりも同様で、続きを待ってしまうような形で終わります。

 

作編曲のツカダタカシゲさんは1992年生まれの若手の作曲家さんですが、すでに数々の作品を世に出されているスーパー作曲家さん。

ぼくが一番びっくりしたのは「冴えない彼女の育てかた♭」のOP、春奈るなさんのステラブリーズの作編曲をされていたということです(作曲は杉坂天汰さんと共作)。

要注目作曲家さんです。

 

 

せいくらべ / 上条るい(CV:渡部優衣)

作詞:maimie

作曲・編曲:Johnny.k

せいくらべ

せいくらべ

  • provided courtesy of iTunes

ガールフレンド(仮)』は、2012年10月29日からサイバーエージェントのネットサービス・Amebaで提供されているスマートフォン向けソーシャルゲーム。 タイトルに「(仮)」とあるが、これが正式な名称である。

より。

GF(仮)の曲、良いんですよね~~~キャラソンアルバムが7枚あり、他にも田中秀和さん作曲の名曲、Precious Memoriesが入ったシングルもあります。

曲のお話をしようと思います。

一番言いたいのは、サビの「せいくらべ」のメロディが「せいくらべ」してるんですよね~~~~~~~~!わかりますか?????半音でゆらゆらするメロディでそう思ったのですが、歌詞との相性が抜群すぎます。

幼馴染との恋を女の子目線で歌われていて、いわゆるツンデレ幼馴染です。

 

遠くなってくこの目線を

「もっと近づけたいな…」

そんなこと言えるわけないでしょ

 

この3行にこの曲のすべてが凝縮されていますね。

 

イントロからぼくの好きそうな曲だな~と思いながら聴いていましたが、やっぱり好きな曲でした。

ラストの声の表現、最強。渡部優衣さんとボーカルディレクションした人に合って感謝の意を表したい。

 

 

恋と呼ぶには / 和氣あず未
作詞・作曲・編曲:hisakuni

恋と呼ぶには

恋と呼ぶには

  • provided courtesy of iTunes

和氣あず未さんのニューアルバム、「Hurry Love / 恋と呼ぶには」より。

開幕からhisakuniさんの音ォォ〜〜〜!弊ブログで頻出の作曲家さん、hisakuniさん。ぜひ覚えていってください。彼は最強の電子ミュージックを最前線でどんどん作ります。実はバンドサウンドの曲とかオーケストラ入りの曲も作っていてそれも良いんですよね…

 

イントロってこうあるべきだと思わせるくらいグッときます。

これは何回かTwitterやこのブログでも言っているかもしれませんが、イントロって曲のイメージを提示する曲の中で一番重要な部分だと思うんです。経験的にイントロが良い曲はだいたい最後まで聴いても違和感なく受け入れることができます。逆にイントロで良いなと思わなかった曲は曲の中盤で飽きてしまうことが多いです。 

 

また、和氣あず未さんのアルバムはサブスクでもInstrumentalがついているのがかなりうれしいです。Instrumentalバージョンはボーカルありではなかなか聞こえてなかった部分に気付けたり、メロディを口ずさんでみたときにボーカルの人の歌唱の上手さに気付いたり、いろんな気付きが生まれて楽しいです。

このアルバムのInstrumentalにはボーカルのハモリが収録されていてさらにうれしい。和氣あず未さんが頑張ってレコーディングしたんだなあとかhisakuniさんが考えてこのハモリ方にしたんだろうなとか思いを馳せる瞬間が楽しいです。

 

 

ゆっくり走れば風は吹く / ときのそら
作詞・作曲・編曲:瀬名航

ゆっくり走れば風は吹く

ゆっくり走れば風は吹く

  • ときのそら
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

Vtuber、ときのそらさんの2020年3月4日(水)発売のミニアルバム「My Loving」より。

ときのそらさんの歌声は芯があるのですが、どこか弱さを感じます。芯がめちゃくちゃぶっとい声のボーカルも好きですが、ときのそらさんのようなどこか弱さ、不器用さが感じられる声も愛したくなります。

ときのそらさんはアーティストとしてのメジャーデビューは2019年からですが、すでに20曲以上をリリースしており、その内容もかなり良い。ポップでキュートでおしゃれ。このブログを読んでいる人はかなり好きそうな気がします。

この曲を制作されている瀬名航さんは1996年生まれ。ボカロPとしての活動を経て、現在は声優アーティストやアイドルにも楽曲提供をされている、新進気鋭の作曲家さん。今後もめちゃくちゃ良い曲をかいてぼくのブログで紹介する可能性が高いです。そんな予感がします。公式サイトがありますので、詳しくはそちらで。

www.senawataru.com

 

 

Peaceful Days / 高橋竜

作詞・作曲・編曲:吟(BUSTED ROSE)

Peaceful Days

Peaceful Days

  • 橋竜
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

2020年春アニメ「ギャルと恐竜」ED曲。歌唱は残酷な天使のテーゼで有名な高橋洋子さんの双子の姉の高橋竜子さん。情感を込めて歌うというよりは淡々と曲を進めていく感じで独特の世界観を作り出しています。

ジャンルはシティポップ。しかしキメがないタイプなので、落ち着きを保っています。ギターカッティングに遠くから響くようなスネア。コードはかなり凝っていてシャレオツに仕上げていると思います。2番頭のテケテーン↑は「ラブストーリーは突然に」を彷彿させるような感じ。

そしてアウトロがめちゃくちゃ好き。哀愁がすごい。行ってしまった感。 

 

 

BREEZIN'(feat.堀込泰行) / FreeTEMPO

作詞・作曲:半沢武志

BREEZIN' (feat. 堀込泰行)

BREEZIN' (feat. 堀込泰行)

  • provided courtesy of iTunes

最後はまったく毛色の違う曲を一曲。

アーティストはFreeTEMPO。半沢武志さんによるソロユニット。AORやジャズ、ハウス、ボサノヴァなどのジャンルの曲があり、サブスクでも一部作品が聴けます。

 

堀込泰行さんはキリンジというバンドのメンバー。兄の堀込高樹さんとキリンジを結成し、数々の名曲をリリースされてきました。

キリンジのベースは千ヶ崎学さんで、MONACAの楽曲の演奏も数多くされています(灼熱スイッチなど)。こういった繋がりが面白いですよね。

ギターの弓木英梨乃さんは誰もが見たことがあるであろう、GO! GO! MANIACのギターセミナーの動画(140万回再生)だったり、最近はYouTuberとしての活動も精力的にされていたりしてます。普段はぽわ~んとしている雰囲気ですが、演奏が始まるとそのギャップの違いに驚くと思います。秦基博さんや土岐麻子さんなど様々なアーティストのサポートをされています。

 

曲の話に移ります。。

初めてこの曲を聴いたときの衝撃が強すぎて、どうやってこの曲にたどり着いたかは忘れました。

この曲に感じたのは「洗練」の二文字です。無駄な音が一切ない。すべてを違和感なくするりと受け入れることができる。曲の世界にこんなに入り込みやすいのは初めてでした。

2:15からストリングスが入ってくる部分は感動しすぎて震えました。アウトロはフェードアウトで、Saxophoneかな。徐々に現実に戻されます。

 

 

 

 

 

・あとがき

最近、作曲家さんが音楽の話をする機会やリスナーとコミュニケーションをとる機会が少しずつ増えてきたかなと思います。完全に世界が変わってきているなと身をもって感じています。

そこで少し心配に思っていることがありまして、リスナーと作曲家の距離の近さについてです。ぼくはこれ以上リスナーと作曲家が近くなってもそんなにうまみがないんじゃないかなと思います。

個人的にはあんまり曲の詳しいお話や込めた意図のようなものは制作サイドの人間がつまびらかに話すものではないと思っています。作品は受け手が感じることがすべてです。制作側が頑張って作っても受け手が何も感じなかったら作品は売れません。

作り手から意図を聞くと、先入観が入って100%の自分で聴けなくなります。音楽のような芸術の体験って自分との対話というか自分がどう感じるかが大事じゃないかなと思うんですよね。ぼくは周りに流されっぱなしなので、もっと自分に自信を持って周りに流されず聴けるようになりたいなあと思っています。

2017年から始まった作曲家夜話。2019年から始まったアニソン派。2020年から始まったさまざまな作曲家の配信。これまで注目されることが少なかった作曲家がどんどん発信する機会が増えてきています。

曲に込めた意図を披露する場ではなく、今後のアニソン、音楽業界が盛り上がるようにリスナーがどうあるべきかリスナーに考えさせるような場であれば良いなと思います。

 

今回はこれで終わりです。来月もよろしくお願いします。